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2021/04/01

できた自分を褒める
筆者:石黒太一
 

新しいことにチャレンジすると必ずしも全てがうまくいくとは限りません。思い通りにならず落ち込むこともあるかもしれません。その反面、できていることもあるはずです。できないこと、失敗したことがインパクトが強くて印象に残りますが、できたことを自分で認めることもそれ以上に大切です。
 
「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著)にはこのように書かれています。
「毎日寝る前に、自分がその日頑張れたこと思い出して『ようやったわ』ってホメや。一日のうち、絶対一つは頑張れてることあるから、それを見つけてほホメるんや。一日の最終はな、頑張れんかったことを思い出して自分を責めるんやなくて、自分をホメて終わるんやで。そうやってな、頑張ったり成長することが『楽しい』ことなんや、て自分に教えたるんや」
自分を責めるのではなく自分を褒める。自分のことを一番知っているのは自分です。成長することを応援するのは他人ではなく自分なのだと気づくことができます。自分を甘やかすのとは少し違うとは思いますが、努力をしているからこそ、頑張れたと自分ではわかっているはずです。
 
頑張っても何のためにやっているんだろうと思い悩む時もあります。最初は結果が出るまで時間がかかることもあります。努力している過程は孤独になります。そんな時に、一つでもいいから自分を認める習慣を付けたいものです。成功する人の中には、自分にとってのルーティンをチェックリストにして毎日チェックしている人がいます。忙しい毎日の中で着実に自分を前進させるためにできたことに○を付けています。チェックリストにしてもずっと✕になる項目あるそうです。それでも少しでもできたら○にして自分を認めていいきます。自分の成長のために「毎日読書をする」という項目があったとして、極端な話、1ページでも読んだら○をつける。この繰り返し中でできることが少しづつ増えていきます。
 
自分に厳しくすることも時には必要です。しかし、厳ししすぎると他人にも厳しくなってしまいます。厳しいことが悪いわけでありません。でも褒め合う、称賛する、感謝することが互いのやる気を引き出すことにも繋がります。自分を褒めることはなんか照れくさいと思うこともありますが、今日一日頑張れたことを一つ見つけてみてはどうでしょうか。

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