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2021/05/21

面接で他を圧倒する3つのポイント
筆者:石黒太一
 

面接は就職活動でどれだけ準備しても練習しても掴みどころのないものの一つです。それはなぜか。それぞれの企業にそれぞれの社風や文化があり、採用での戦略戦術は1社1社ちがうからです。過去の傾向とか、業界対策とか一応あるかもしれませんが、A銀行とB銀行が同じ金融だからといって見ているポイントが同じということはありません。だから練習し続けても答えが見つからないのです。
 
だからといって何もしないのではなく、努力はしたいですね。そのために3つのポイントで考えてみます
1 あなたはこれから40年、50年と続く職業人生を主体的にチャレンジする覚悟はありますか
2 時代の変化に対応するために学び続けることはできますか
3 人に喜ばれることを自分の喜びに変えることはできますか
 
 
あなたはこれから40年、50年と続く職業人生を主体的にチャレンジする覚悟はありますか
これから就職するというのは、職業人生の入り口に立つことです。就職したことで満足していてはいけませし、内定を獲得することが目的ではありません。人生100年時代ということ考えると、あと50年以上は何かしらではたらくことになります。学生生活のように先生が準備してくれるということはありませんし、自ら行動して、チャンスを掴み、できるかどうかわからないものでもチャレンジしていくことが求めらます。かつては定年退職をしたら余生をゆっくり過ごすという時代もあったかもしれませんが、60代、70代の先輩方を見てもまだまだ現役で活躍されている方がたくさんいます。今の20代の方が60代になった頃には医療も発達していることなどを考えれば現役時代はもっと伸びているかもしれません。そう考えると、長い職業人生で活躍する覚悟が今からも必要です。
 
時代の変化に対応するために学び続けることはできますか
この1,2年で急速にオンラインを使ったミーティングや商談もふえてきました。これは感染症対策の一つの手段だったかもしれませんが、30年前にはドラえもんの世界の話だったはずです。それが今では当たり前、学校の授業もオンラインで行うようになっています。この進化を考えるとこれから50年もたったら想像もできない技術が登場しているかもしれません。イーロン・マスクが火星へのチャレンジをしていますが、宇宙空間を使ったビジネスがより身近なものになっていたら身に付けなければいけない知識や経験も変わってきます。火星は極端な例ですが、1970年ごろから見た現代は、それぐらい技術も進化をしています。20代前半までに学んだことはこれからの職業人生の基礎であり、さらなる専門性や新たな技術の活用のための学びは続いていきます。
 
人に喜ばれることを自分の喜びに変えることはできますか
志望動機をお聞きしていると、自分の喜びについてお話をされる方も多くいます。まずは自分起点でもよいのですが、さらに、それは誰のためにつながっていくのかまで考えていくとより深いものになってきます。どのビジネス、商品、サービスでも共通していることは喜んでいただけるから対価としての売上をいただくことができます。もっとわかりやすい例だと漫才などの芸人さんは面白いから人気も出ますし、収入も増えていきます。娯楽という点で人を喜ばせているのです。長く活躍されているタレントの方も時代の変化に対応しながら人を喜ばせ続けているのです。テレビからyoutubeへ活躍の場が変わっても、喜ばせることを仕事にしています。これはビジネスで同じことです。化粧品、美容商品もお客様がより幸せな人生を実現するためにご提供して、喜んでいただくことをしています。アパレルも気に入った服を着ることで幸せになり、喜んでいただくということがあります。その喜びを通して自分も喜ぶことができることが成長につながっています。
 
自己分析や模擬面接から学ぶことはあります。しかし、就職という点ではなく職業人生という線で考えていくと就職活動はもっと楽しくなります。働くのは3年や5年ではなく、その10倍以上の時間になります。就職する時に月給が企業によって数万円違ったとしても、その差は自分次第でいくらでも逆転できます。点ではなく線で見ることができるようになると、可能性がもっと広がります。

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