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2016/7/1

納得のゆく就職活動に必要なこと
筆者:荻須
 

 

納得して就職先を決める方法


就職活動を納得して終わることができる学生に共通する点は「行動量」があります。どれだけ多くの企業を見て、実際に話を聞き、関わってみたかによって就職活動の納得感に大きな差が出ます。わずか半年余りのうちに自分の社会人としてのスタートを切る環境を選び、選ばれるのですから選択肢は多ければ多いほどよいのです。

スマホで業界や地域、職種などを絞り込んでしまえばあっという間にエントリー候補となる企業を見つけることができます。「検索」はとても便利なものです。ただし、考えてみてほしいのが、検索でできたい企業があなたにとって本当にマッチングする職場なのか、ということです。あなたが検索したキーワードが、必ずしもあなたに合っている企業を導いているかどうかはわかりません。

つまり、行動をして会ってみないことにはわからないのです。

 
考え方×熱意×能力


「ぜひこの会社で働いてみたい」そんな会社に出会えたらあなたはどうしたらいいでしょうか。

京セラの創業者・稲盛和夫さんは人生方程式として「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」ということをおっしゃっています。就職活動でも仕事でも、能力が高いだけでは結果が出ません。能力は時として生まれ持ったものであることがあります。しかし、熱意は誰でも持つことができます。「ぜひこの会社で働きたい」という思いを伝えるということは努力でできるのです。そして、マイナスの考え方を持っていたらせっかくの能力も、熱意も消えてしまいます。「どうせ自分なんて」と思っていたら何も始まりません。プラスの考え方を持って、「どんなことも自分の成長の機会だ」と思えるぐらいになりたいものです。

就職活動で様々なテクニックが書籍などで紹介されていることもあります。テクニックもある一定程度は有効かもしれません。しかし、その多くはすぐに見抜かれてしまいます。テクニックを鍛えるのであれば、なぜその会社で働きたいのか、ということを自問自答し、熱意を伝える練習をするをオススメします。


自分の人生を決めるのは誰か


あなたの人生は誰が決めるのでしょうか。親でしょうか、友達でしょうか、それとも口コミでしょうか。違いますね。自分の人生を決めるのは自分自身です。就職をすると辛いことや悩むこともたくさんあります。その時に、「親が行けって言ったから就職したんだ」と言い訳していてはせっかくの成長のチャンスを逃してしまいます。自分が決めたからこそ、言い訳をせず苦しいことにもチャレンジしていかなければいけません。

これまで育ててくれた親のアドバイスはとてもありがたいものです。先人として子供が迷わないように心から心配してアドバイスをしてくれています。言葉一つ一つに愛情があふれています。感謝をしなければいけません。常に身近で見守ってくれていたんですから。

しかし、就職はあなたが自分の人生を決める初めての選択といってもいいでしょう。人生は選択の連続です。間違った選択をすることもあります。でもそれも正しい道です。たくさんの選択を繰り返していけばおのずとその精度は高まります。

あなたの人生を決めるのはあなた自身です。



稲盛和夫氏は京セラ・IDO(現KDDI)を創業し、JALの再建を成功させました。多くの経営者に今なお多大な影響を与えています。

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