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2021/07/10

幸運の女神には前髪しかない
筆者:石黒太一
 

あの時チャレンジしておけばよかった。その時はまだ自分にとってはタイミングではないとか、まだまだ経験不足だからと思って手を挙げなかったことを後悔する。一度きりの人生でチャンスを逃すことほど悔しいものはありません。それも、目の前にそのチャンスはあった。しかし、掴むことはできんかっただと悔やんでも悔やみきれません。有名な諺に「幸運の女神には前髪しかない」というものがあります。通り過ぎてしまった幸福の女神を捕まえようとしても掴むものはありません。こんな悔しい思いをしないために何を普段から取り組んでおく必要があるのでしょうか。
 
自分のなりたい姿を常に持ち続ける
どんな人生を歩みたいのか、10年後の自分はどうなっていたいのか、などビジョンを持っていると、必然的にアンテナが立ってきます。例えば、就職活動というものに関心のアンテナが立っていれば、Twitterやnoteでも就職活動に関する情報が自然と目に入ってきます。「今から部屋にある赤いものを見つけてください」と言われると今まで意識もしなかった赤いものが見えるようになってきます。同じように自分のビジョンに焦点が当たると、目の前を通る幸運の女神を見つけることができますが、何も考えないでいると、目の前を通っていることすら気づかないのです。
 
偶然に好奇心を持って飛び込む
意図しないキャリアをきっかけに、自分自身にとっても大きな転機が訪れるということがあります。クランボルツの計画的偶発性理論です。希望していなかった配属や転勤がその後の人生を変えるようなことはたくさんあります。しかし、それも全ての人にとってではなく、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心この5つの行動指針によってチャンスに変えることができます。自分にとって興味はないからと受け入れないことを続けていると、本当は自分が飛躍するきっかけだった機会を逃すことになります。
 
学ぶことを止めない
幸福の女神がいつ通りすがるかはわかりません。いつかこれを学んでおこう、必要になったらやればいいやと思っていると突然通りすがった時に、やっておけばよかった、ということになります。何でもかんでも知識だけつけておけばいいということはありませんが、自分のビジョンに近づくためには何が必要であるかを理解し、準備をしておくことです。世界で活躍したいけど、今は英語を使う機会がないからいつかやろうと後回しにしていると、突然海外との仕事をするチャンスがあっても、語学を理由に諦めたり、手を挙げることに躊躇してしまいます。
 
チャンスをものにするかしないか、そもそもチャンスに出会うことができるかは紙一重のようなものです。もしあの時、行動をしていなかったら今につながっていないということはたくさんあります。チャンスがあるとか、ないではなく、チャンスを掴もうとしているかどうかです。

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