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2021/07/17

キャリアとは何か
筆者:石黒太一
 

「どのようにキャリアを描くのか」という問いに対して、そもそも自分にはキャリアなんてないですと考える人もいます。しかし、仕事を通して期待に応えるということを続けているのであれば、必ずこれまでのキャリアというものがあり、これから先のキャリアについても考えていくことが必要になります。
 
キャリアの語源はラテン語の轍という意味の「Carraria」です。馬車などが通った後にあとがつきますが、自分が通ってきた道のあとが自分のキャリアなのです。警察官や公務員をテーマにしたドラマなどでキャリア・ノンキャリアなどと表現され、キャリアとは一定の階級とかポジションのように思い込んでしまうこともありますが、それとは別の言葉だと考えることが大切です。どんな車輪のあとをつけてきたのか、ちょっとだけ後ろを振り向くと自分のキャリアを見ることができます。
 
でも、そんなすごい仕事もしていないし、キャリアなんてあるのかと思うこともあります。初めて転職する人は特にこの壁にぶつかります。「会社から与えられた目標を達成することで精一杯だったし、何なら市場環境も良くないから目標に全然いかなかったからキャリアなんて書けない。」実際は書けないということはないのですが、与えられた仕事という意識を持っていると書きにくいということがあります。ここに重要な気づきがあります。キャリアとは与えられるものではなく、自分で作るものということです。
 
会社から下された目標数字。時々ノルマと感じるこの数字をどのように考えるのかです。最近、ノルマという言葉はあまり聞かなくなりましたが、「この期間でこの数字を作って欲しい」というのは期待です。期待に応えるから評価もされますし、報酬もついてきます。そもそもその仕事を選んだのは自分自身です。そして、その仕事に期待されることが目標数字として示されます。仕事において自分に対する期待を理解し、その期待に応えることの繰り返しです。
 
期待に応えることなく、これは自分の仕事ではないと避けてしまうことがあります。キャリアはあくまで自分で作っていくものです。期待に応えないということを選ぶのも自分ですが、何を期待されているかを正しく理解しないとその後の選択肢がなくなってしまいます。例えば、ランチをデリバリーで注文したが、全然届かないし、液漏れはすごし、注文したものは間違っている、ということがあれば、次から注文しなくなります。会社や組織に所属しているしていないということとは関係なく、仕事における期待を見誤ると自分が描きたいキャリアを選ぶこととができなくなってします。
 
キャリアを考えていく上で、組織内のでキャリアだけに目を向けるのではなく、人生の中でのキャリアを大切にしていきたいものです。誰の期待に応えるのか。何を期待されているのか。この基本を常にもち、自分はこれからどの分野の山を登っていくのかを自分で選択し、自分のキャリアを自ら選択していきましょう。

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