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2021/07/21

未来のために過去を見る
筆者:石黒太一
 

自分の目指すところを明確にするときに、現在・過去の棚卸しをします。自己分析をする際に、生い立ちから現在までを振り返っていくことをしますが、なぜ変わりもしない過去について考えていくのでしょうか。
 
過去と他人は変えられない。という言葉があります。起きてしまった事実を変えることはできません。過去に所属した部活やサークルを変えることもできませんし、受験での頑張り方も変えることもできません。だからこそ、過去の経験からの学びや反省が自分の将来を考えるための原体験になっていることがあります。ぼんやりと思っている自分の将来像を考えることの原点がどこかにあります。なぜそう考えるようになったのか、どんな出来事からの気づきによって自分の理想の姿を描いているのかをまず自分自身が理解をしておくことが大切です。
 
将来の姿をぼんやりとでも描いているのは過去の経験、体験があるからです。その将来の自分に近づくために今何かしらの行動をしています。普段は無意識に行動しているのですが、過去・現在・未来をつないで考えてみると必ず自分の中に意図や意思があります。そうでなければ、就職活動という行動すらしないと思います。自己分析というのは就職活動をするためだけのものではなく、自分がどう考え行動し、将来の自分に何を見ているのかを意識する活動でもあります。
 
日記を書くということは、自分が無意識に行動していることからの気づきを得ることに大変役にたちます。日記を書くということは一日を振り返るということです。1時間前のことでも忘れてしまいますが、鮮明に覚えているのは強烈なインパクトがあったことぐらいです。10時間前のことなんてほとんど残っていません。しかし、日記を書くためにどんなことがあったかを思い出すとその記憶が蘇ってきます。そして、事実やそこからの学びを振り返って記録することで、消えていってしまう今日一日の自分を残すことができます。将来に向かって一歩づつでも階段を登っていきたいと考えているのに、振り返って見るとずっと同じところをぐるぐるしていることがあります。これは、過去と未来がつながっていないし、現在での行動が変わっていないということが言えます。
 
過去・現在・未来というと時間軸が長く感じますが、1週間で区切っても同じことです。今週達成したいことに対して、先週の行動からの気づきを持って、今週のゴールに向かって今日という日を行動していきます。これが1日、週間、月間、年間と単位が変わっていきます。
自分の過去は変えることはできませんし、過去に生きる必要はありませんが、自分の未来を考える上で、気づきやヒントを沢山もらうことができます。そして、過去の学びから未来に向かって飛躍するために現在を生きています。このつながりを無意識ではなく、意識することで描く将来像がより鮮明になります。
 

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