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2021/08/19

すでに自分のに答えがある
筆者:石黒太一
 

もやもやする気持ちがある時、そのもやもやを解決する方法はすでに自分の中に持っています。誰かに相談しているのに話をしている中で整理がされて、自分で答えを見つけるということがあると思います。また、質問をされることで「はっ」と気づいて、進むべき方向性を理解するということもあります。誰かに教わること以上に、自分の中にある答えを引き出すことが重要であることに気づくことができます。
 
どんな問いを投げかけるのか。自分自身で自問することができればいいのですが、その問いをいかに本質を導き出すものにするかが大切になってきますが、繰り返しトレーニングする必要もあります。
・自分が理想している状態が何か。そのビジョンから今を見た時に、どのようなギャップあるのか。
・もやもやしているのは、何を自分が大切にしているからもやもやを生み出しているのか。
・もしも制限がすべてなかったとしたら、どうしたいのか。
できないことばかりに焦点があたってしまい、本当は自分がどうしたいのか制限している場合、一度その制限を横においてみるということで、理想の状態につながることができます。自分にとっての理想があるからこそ、今に不満や不安、失望を持ってしまうのです。ただ、全力で行動をしていると目の前のことにとらわれ、自分にとってのゴールを見失っていると目前の問題に行き詰まってしまうのです。常に自分が理想としていることに立ち戻り、自分は本当はどうしたいのかを質問し続けることが大切です。
 
人の力を借りるということもあります。1on1やコーチングを依頼する、もしくは誰かに壁打ち相手になってもらうということもできます。他者から問いをもらうと冷静に考えるということができます。口に出して話をするというアウトプットが、ただ頭の中で考えていることよりも吐き出しやすいのだと思います。言葉にする、紙に書く、など外に出すことをサポートしてもらうことは有効的な方法です。また、思っていること、考えていること聞いてもらって、壁打ちしてもらうことも整理に繋がります。他人の言葉を通して自分の考えを返してもらうと、そんなことを自分は考えていたんだと気づくこともできます。自分が話をしているのに、知らない自分に出会う感覚です。
 
自分の持っている答えがすべて正しいとは限りませんが、もやもやしていることをどう解決したいかはすでに自分の中にあります。もしなければ、もやもやもしないでしょうし、そこには今のところ、壁がないのだと思います。悩んだり違和感を感じているということは、理想とのギャップがあるからです。もやもやして苦しいととらえるのか、もやもやしていることは、飛躍のチャンスととらえるかで今日の自分が変わってきます。

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