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2021/09/14

あるものに焦点を当てる
筆者:石黒太一
 

自分に夢があって、その実現のためには自分に不足しているものがたくさんありますか?それともすでにできること、もっているものに気づいていますか?何かを実現しようとすると、できない理由を見つけることはとても簡単です。できないことや足りてないことはわかりやすいからです。しかし、すでにあるものに焦点を当てると、今できることが見えてきます。
 
英語を勉強したいと思ったとします。できないことを探していくと、時間がない、教材がない、お金がないとないことがどんどんできます。だからといって、勉強をしている人や結果を出している人が、すべての条件を兼ね備えていたかというとそうとも限りません。時間はだれにとっても有限ですし、忙しい人とほど勉強する時間を作っています。スキマ時間を作ったり、時間を捻出するということをしています。教材がなくても、今は、無料で学べるコンテンツがいくらでもありますし、学生時代に使った教材がまだあれば、そこに立ち戻ることもできます。スクールに通わないと学べない、先生がいないと学べないということはできない理由でしかなく、すでに持っているもの、あるものからも十分に学ぶことができます。
 
今、自分にあるものを書き出してみること。頭の中で考えていると、ないことはイメージしやすいですが、あることは当たり前になってしまっているので、見えなくなっていることもあります。あることだけに意識を向けると、見落としていることがあります。英語を学びたいけど、なにもないと思っていたら、実は親友が英語が得意だったということに気づいたり、普段使っているニュースアプリに英語版が存在していたり、あるものが見えてきます。十分に自分自身にとって準備は整っているのに、活用していないことに気づくこともあります。
 
私はAmazonなどで気になる本だなと思って買おうとすると、以前に購入していることを発見して、本棚を探すということがあります。すでに読んでいたり、購入しているにもかかわらず、持っていることを忘れてしまっています。新しい本を探す前に、手元にあるものを見てみればいいのですが、何か新しい情報はないだろうかと行動をしていることに気づきます。行動したら持っているものに気づくということもありますが、一度、自分にすでにあるものに焦点を当ててみることで、道が拓けることもあります。ないものを探し続けていると永遠に終わりませんが、すでにあることに目を向けると今日から行動できるようになります。
 

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