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2021/09/17

言語化すること
筆者:石黒太一
 

自分の考えていることを言葉にしたり、書いて文字にしてみる。もやもやしていたり、うまく行かない時は思っていることの言語化することで解決の糸口が見えてきます。うまくいっていることや、突然出てきた成果があったときも同様です。
 
まずは、書き出してみることです。箇条書きでもマインドマップでも、マンダラでもいいので頭の中を一度目に見える状態にすること。ぐちゃぐちゃになっていることが文字になると、関連性、特に因果関係がつながってきます。原因だと思っていたことが実はただの事実でその原因は他にあった、ということもわかってきたりします。また、書くという行動の中で自然と整理されてくることもあります。誰かに相談していると話をしているうちに、自分の中で解決するという減少に似ています。
 
やりたいこと、夢、目標も言語化することで実現していきます。就職したい、という目標をより具体的にしていくこと、言語化していくことで、働く目的やその目的の実現に近い手段が言葉にすることができます。逆に言えば、言語化できない目標は達成しているかどうかもわかりませんので、いつまでも達成しないです。自分がどう考えているのか、何を考えているのかを頭の中でぐるぐるしていると断片的になってしまうものです。本の著書も原稿を書いてから、書き直したり、他者からフィードバックもらって、よりよい内容に仕上げていきますが、本1冊分について頭の中で構成したり、修正して仕上げるということはあまりしないと思います。言葉にしてみて、そこから伝えたいことをより深めていきます。
 
自分が考えていることってなんだろうとアウトプットしていくと、意外な自分に出会うこともあります。目の前で行き詰まっている自分がいて、でも実はその解決方法は知っていたことがつながって、前進していくという経験をしたことがあります。コーチングを受けると、その気づきをコーチのサポートで発見することがありますが、自分の頭の中を書き出している過程でも同じような体験をします。もうすでに自分の中には答えがあって、ただ、忙しさや視野が狭くなっていたことで見えなくなっています。言語化することは自分との向き合うことでもあり、自分との壁打ちでもあります。
 
スマホやPCよりも、紙にペンを使って書くことも重要です。テキストデータは編集したり、並べ替えることができるので、便利な点もあります。手書きをすると、書き損じたり、同じことを繰り返し書いたりもします。しかし、自分の文字で言葉を選びながら手を使って書くことで、考えが整理させていく感覚は大切にしたいです。
 
 

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