MIRAI-ZINE

menu

2021/09/23

自分のブレーキを壊すタイミング
筆者:石黒太一
 

失敗を恐れることで踏み出すことができない。誰でも恐れは持っています。もしなければ、転んでも怪我しても、また転びます。熱いやかんをおも一切り素手で掴んで火傷をしてしまいます。体を守るために本能的に守ろうとします。普段の行動でも無意識に失敗しないような選択をしているのです。これが心のブレーキ、メンタルブロックです。
 
タレントの方で、尊敬する方の弟子にしてもらうために飛び込みで行ってお願いをしたというエピソードを聞くことがあります。本気で弟子入りしたいと思っているからの行動ですから、どうせ無理だろうとは思っていないはずです。しかし、もしダメだっとしても、何度でも足を運んだり、何か方法がないかを考え抜きます。断られたら嫌だなといった恐れはあるかもしれませんが、それ以上に、その先の目標が明確であれば、失敗は失敗ではなく、テストしてみた結果の一つになります。
 
小学生の時に、全力で走って転び膝を擦りむいてしまうことがあります。怪我は痛いですが、時間をかけて治っていきます。私たちがチャレンジするときに、時間をかけて治すほどの怪我をするかどうか考えてみると、それほど大怪我をすることは多くありません。就職活動でOBOG訪問をしたいと思って、学校の卒業生に連絡をしてみて、もし都合が合わずに断られたとしても、何も失ってはいません。断られたらどうしよう、うまく話せなかったらどうしようと躊躇しているとその迷っている時間が無駄になってしまいます。一歩踏み出すというのは、ちょっとだけ勇気はいりますが、怪我をすることはありません。ブレーキを外してみると意外と悩むほどのことではなかったと実感します。
 
ブレーキが外れすぎているぐらいが、ちょうどいいこともあります。特に、新しいことにチャレンジするときや、ステージが変わった時は、意図的にブレーキを壊しておくことです。就職活動はまさに、新しいことへのチャレンジですから、ブレーキを踏んでいたら何も先に進まなくなります。最終的にはどこか1社に入社することを考えれば、断られることの方が多くなります。ダメだったとしても、そこから何を学ぶかだけです。チャレンジをしなければその学びも気づきもありません。

TAG :

RECOMMEND