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2021/10/09

課題発見と課題解決
筆者:石黒太一
 

仕事で大切なのは、「課題」を発見する力と解決する力です。そもそも「課題」が何かです。お腹が空いたら食事を作ったり、食べ物を買ったりして満たす行動をします。何かしらの理由で空腹がわからないとなってしまうと、生命を維持するための栄養を摂取することができませんので体を壊してしまいます。夏の暑い日に喉の渇きを自覚しないまま、熱中症になるということと同じです。食事を採れないと体を壊してしまう。体を壊すと仕事ができなかったり、自分の楽しみのための時間が取れなくなります。もしくは、入院して治療費がかかってしまいます。この状態になってしまうことが何も思わなければ、解決する必要はありませんが、「健康で楽しい人生でありたい」という理想があるとすれば、その状態からは乖離したことになります。だからこそ、その解決手段として病院に行き先生に診断をしてもらいます。
 
空腹がわからない(現象・現実)・健康で楽しい人生でありたい(理想)。ここから、どのような課題があり、それを解決する必要のある課題と設定することが課題発見力です。仕事に行けなくなる、楽しみがなくなるはどうでもいい、ただ、入院してまで治療費を払う余裕がない(課題)、としたら大きな病気になる前に治療をすることが必要になります。治療費なんていくらかかってもいい、ただ、今は仕事に穴を開けることはできない(課題)、としたら、ギリギリまで頑張って、後から高度な治療を受けるということも選択肢としてあります。どこに課題を置くのかで解決手段は変わってきます。解決手段そものもは一つではないということです。課題を発見できたからといって絶対的な解決手段がない場合もあります。そこに仕事の価値が現れてきます。
 
解決する方法や手段は、課題によって変わります。同じ病気を持っていても他の病院では治療方法が変わったり、東洋医学のように体の違うところからアプローチするということもあります。そもそもの現状理解から違って、課題としていることが変わるということもあります。もちろん、現時点で解決できないこともあったりします。新たな病気が見つかり、放置すれば命の危険がある。しかし、今は絶対という解決手段がないからその解決策を見つけ出す、開発するために人は働くのです。解決手段がAIや機械によって生み出されるのであれば、人がやる必要はありません。そのサポートとしての機械はありますが、機械を使うのは人なのです。
 
どこに課題を置くのか。その解決策は何か。なぜ「課題」が難しいかというと、正解があるわけではないからです。Aという事象が発生したら課題はBで、解決策はCです。といったようにマニュアルがあるわけではありません。逆にいれば、課題発見力と課題解決力はどこまでも磨き続けることができます。困ったことがあったときに誰かに相談をします。ヒアリングをしながら課題を見つけ出し、解決方法を提案する。ほとんどの仕事がこの形になっていることに気づきませんか。働くというのは、課題を見つけ、その解決のために貢献することです。

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