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2021/10/15

機会を自分の機会に変える勇気
筆者:石黒太一
 

チャンスはあったのに、活かすことができなかった。こんな経験をしたことはありませんか。自分を成長させるためのチャンスは常に目の前にある、と言われながらもチャンスを掴み取ることができないことがあります。そもそも機会だということに気づかないこともあります。機会を自分のものにしている人と掴み取れない人の違いはどこにあるのでしょうか。
 
機会を自分のものにするには、一歩踏み出す勇気がいります。子供のころ、クラス委員を決めるときに、本当はやってみたいけどここで自分が手を上げたら恥ずかしいから・・・ともごもごする。よくあるエピソードかもしれませんが、ここで手を上げるちょっとした勇気があれば、やってみたいクラス委員になれる確率が高くなります。大人になって振り返ってみれば、そんな大したことないのに、とおもうでしょうが、このちょっとした勇気が自分の人生を変えます。清水の舞台から飛び降るぐらいの覚悟を持って決断しなければいけないことよりも、日々目の前に沢山の機会は転がっています。しかし、今に満足していたり、コンフォートゾーンの外を恐れているとその機会に気づくことができません。まず機会に気づくこと、そして、ちょっとした勇気を出して手を上げてみることです。
 
機会に気づくステージというものもあります。今から思えば、あれが機会だったと思うは、当時と今では自分のステージが違うということも言えます。社会人5年目の人が、1年目の人をみて、ここ手を挙げないでいつやるの、と感じるのも、自分が経験しているからであり、自分自身が成長しているからです。マラソンに初めて出場する人と10年出場している人では、どこでスパートをかけるのかとか、ペース配分に対する理解も違います。経験しているからこそ、今がチャンスだということがわかるのです。自分にとってのチャンスは何かを、経験している人に聞くことも大切なことなのです。
 
ダメ元で行動していると、機会に出会うことがあります。今を打開したいと思っているのであれば、できるかどうか、チャンスかどうかは気にすることなく、行動をしてみること。やってみれば必ず気づきがあるし、機会につながっていきます。勇気を振り絞って手を上げること、自分もロールモデルを見つけて話を聞いてみること、失敗を恐れずやってみること。うまくいかないことは失敗ではなく、うまくいかないことが1つわかったという結果です。自分には機会がないと足踏みしていも何も手に入れることはできません。機会は自分から創り出すものです。

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