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2021/10/17

自分を知って強みを伸ばす
筆者:石黒太一
 

テレビや雑誌の星座占いをみるとき、自分にとって良いところを探しませんか。運勢がいい時は内容を覚えているし、運勢が12位だった時はなかったかのように忘れてしまう。無意識に自分の良いところにフォーカスしますね。強みを伸ばすということも同じことではないでしょうか。誰でも強み弱みはあります。もちろん、直すべきところは直さないといけないですが、強みを伸ばすことの方が楽しいし、結果も出やすくなります。できないことに目を向けるよりも、自分ができることが何かを考えるともっと前向きになれます。
 
自分のことを知れば、手放すこともできます。ストレングスファインダー、MBTI、エマジェネティックスなど自分のことを知るツールがあります。自分がどのようなタイプなのかを知ると、なぜ今まで苦手だったのかということもわかることがあります。分析、論理的に思考することを大切にしているのとしたら、根拠やロジックがあることで納得します。計画性のない旅行にイライラしたり、神頼みということに違和感を感じていたのはそのせいかもしれません。友達と出かける時に、目的がはっきりしないことでつまらないと感じたら、自分はこういうの苦手なんだということを思い出して、どうしたら今が楽しくなるかを考えることができます。
 
どう頑張ってもできないことは、時にはあきらめることも必要です。能力は経験や努力によって伸ばすことができますが、自分の特性はなかなか変えることはできません。できないことに執着しているよりも、できないことは得意な人に助けてもらうことも大切です。逆に、自分ができることで誰かを助けることもできます。自分がどのような面で、他人や世の中に役立つことができるかを考えることも大切なことです。もう一つ重要なことは、言い訳にはしてはいけないということ。自分の得意ではないことを言い訳にして、何もしないというのはただのわがままです。助けてもらうことと、できないからやらないのは大きな違いです。
 
自分を知るためのツールや占いなどに興味を持ちやすいのは、もっと自分はできるのではないか、なぜうまくいなかいのかという向上心からきているのではないかと思います。自分を知ることは面白いです。どこまでいっても理解し尽くせないことも興味深い。だからこそ、自己分析に終わりはないかもしれません。

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