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2021/11/28

アウトプットを楽しむ
筆者:石黒太一
 

本を読んで、すぐに使えるものではありません。読んだままでは忘れてしまいます。読んでアウトプットをすることでまず自分の知識にします。アウトプットはメモを書いたり、人に伝えたりなど自分の中を通して外に出すことです。自分の頭で考え、噛み砕き、自分の言葉でアウトプットすることで知識として残ります。さらに実践をすることで、経験を通して理解が深まります。実践がなければ知ってるだけで終わってしまうのです。
 
私は最近、Voicyで音声コンテンツをよく聞くのですが、アウトプットの機会がたくさんあると感じています。ながら聞きもできますが、1番学びになるのは感想や学びについてコメントを送ることです。耳で聞いたことにコメントを送ろうとすると意識して聞かないと書くことができません。しかし、意識をすると自分の体験、経験を含めて点と点がつながって新しい気づきを得ることができます。コメントを通したパーソナリティとのコミュニケーションも更に気づきになっていきます。
 
日記や手帳を活用することも同じです。今日1日の体験から得られた学びを言語化すると、その体験は知識として定着します。何も振り返りをしないと、1週間もすればほとんど忘れてしまいます。1日数分でも振り返る時間を作ると、この1日の経験から多くの学びを発見します。内省・リフレクションについての書籍も多く出ています。前進しなければいけない毎日の中で、自分のことを自分から学ぶと現状をぐるぐる回っている状況から、ステップアップする体験をすることができるようになります。
 
たくさんのことを一気に処理しないことも大切です。あれもこれもになると結局どれもできなくなります。1日中Voicy聞いてコメント送るをやっていたら、それは作業になってしまいます。アウトプットすることはまず同じことを繰り返すことです。できるようになったら少しづつ広げていくことで、”体力”もついてきます。
 
アウトプットするのはエネルギーが必要です。本の1章を読んで気づきをまとめようとすると、簡単なことではないことに気づくます。流し読みしていたら飛ばしていることも、じっくり考えると「これってどういうことだろう」と頭を悩ますこともあります。このすぐにわからないから考えるという時間が大切だと思うのです。日々大量の情報にさらされ、無意識に流してしまっていることもたくさんあります。じっくり考えると何度も聞いてるはずのことが知らないことばかりだったということもあるのです。
 
アウトプットは日々の反復練習です。気合いを入れて1日集中をするというものではなく、食事や運動のように日々行うものにすると効果的です。忙しい毎日の中で、考えているようで考えていないことに気づくと、アウトプットが楽しくなります。

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