MIRAI-ZINE

menu

2021/12/10

分かち合うと幸せは増幅する
筆者:石黒太一
 

分かち合うことの大切さについて考えてみます。同じような言葉だと「シェアをする」も使ったりします。考えをシェアをする、食べ物をシェアする、と聞くとどんなイメージをしたり、感情がわいてきますか。考えをシェアすると、自分の思っていることを伝えて、それに対するフィードバックを受けたり、共感が生まれたり、その場にいる人達が包まれていく感じがします。食べ物をシェアをすると「同じ釜の飯を食う」のような仲間だったり、喜びを分け合うようなイメージがします。1人で持っているものを誰かと一緒に共有することで、つながりができてきます。逆にシェアをしないと、抱え込んでしまったり、支え・サポートもできないようにも思います。普段からシェアをしたり分かち合うことはやっていますし、その大切さについては薄々感じているのではないでしょうか。
 
結婚を大勢で祝う時、祝う方も祝われる方も幸せな気持ちになります。結婚式の形は様々になっていますので、必ずしも同じ場所で祝うということばかりではありませんが、祝福をすることで自然と笑顔になります。幸せを分かち合うと、その幸せが増幅します。幸せのおすそ分けといったりしますが、良いこと、嬉しいことは、1人よりも多くの人と一緒に喜び合うことで幸福感の伝播が起こります。反対に悲しいことや辛いことがある時も、1人よりも大勢でその気持ちに向き合うことで、悲しみの強さがやわらぎます。失恋をした友達が1人くよくよしていたら、仲間で話をきたり一緒に食事をして、元気つけたりしますが、これが気持ちや感情を聴いて分かち合う行動です。
 
チームで目標の達成を目指す時、1人ではできなことも仲間と一緒だからできることもあります。1+1=2ではなく、1+1=3になることがあります。スポーツでも仕事で同じです。チームワークによって思いもよらない結果が出たり、1人だと無理だと思ったことができるようになったります。一人で思い悩んでいた仕事を分かち合うことで、より楽に、高い品質で達成できることもあります。対話環境もない、助け合いもしない、そんなチームは1+1=1のように、本来の実力さえ発揮することもできなくなります。分かち合うことは私たちが持っている可能性を開く力があります。嬉しい時も辛い時も分かち合うことの大切さをぜひ思い出してください。

TAG :

RECOMMEND