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2022/02/24

素直さは身につくのか
筆者:石黒太一
 

結果を出す人に共通することは「素直さ」です。素直という言葉にも人によって理解が異なるかもしれませんが、良いものはどんどん取り入れ、自分の固定観念に固執しない状態と私は考えています。

スポーツ選手がなかなか思ったような結果がでていないときに、自分のやり方にこだわっていたら何も変わっていきません。監督やコーチにアドバイスされたことをまずやってみることで、思いも寄らない進化をすることがあります。もちろん、必ずしも全てがうまくいくとはかぎりませんが、自分で思い悩んで進まないよりも、やってみての変化を知ることが重要です。

勉強も、スポーツも、仕事も自力・独学でできることもありますが、素直に教わると急成長することのほうが大半です。

素直さは生まれ持った資質なのでしょうか。それとも身につけることができるものなのでしょうか。
私は、トレーニングによって見にけることができると考えています。

まずは2つのことを心がけることです。

1 人にアドバイスをされたら即実践すること
アンテナが立っていないとそもそもアドバイスなのかどうかもわからないですが、誰かに勧められたりアドバイスをされたらまずやってみることです。そして、やってみた結果を報告することです。

わかりやすいもので言えば、「本を勧められたらすぐに読んで、感想を伝える」です。こういう本を読んでおくといいよ、と何気ない会話の中でてくることがあります。それを聞き流すのではなく、すぐ手にとってみることです。Amazonで注文しても、図書館で借りても、どんな方法でもいいのでまずは読んでみることです。経験している人、結果を出している人が思い出すぐらいの本であれば、なにかしらのヒントが必ずあります。さらに、読んでみて、どう思ったのか、どこに感銘をうけたのかを教えてくださった方に伝えると、また教えてあげたいというプラスの連鎖が生まれます。


2 自分のこだわりを一度置いてみる
こだわりを持つことが悪いことではありません。しかし、それがプライドになってしまうと厄介です。時代も環境もどんどん変化しています。プライドで変化に対応できるのであればいいのですが、多くはプライドが自分の変化を邪魔します。

例えば、過去に結果を出していると、そのやり方に固執してしまうことがあります。過去はそれでもよかったかもしれませんが、今はもうそのやり方ではないかもしれません。転職をして前の仕事でやっていた仕事のやり方にこだわってしまい、なかなか新しい職場で結果がでないということがあります。新卒で就職するときに、学生の時と同じ生活リズムや考え方を引きずってしまって、なかなか学生気分から抜けれないということもあります。


素直さは自分の可能性をどんどん広げてくれます。ただし、気をつけておきたいのは教わることに依存しないことです。素直に他者からのアドバイスを聞き入れますが、教えてもらわないと動けないとはまたは違います。自立・主体性があってこその、素直さであることを忘れてはいけません。

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