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2022/02/28

新卒で就職する
筆者:石黒太一
 

3月になると各就職情報サイトが本オープンをして、一気に新卒採用がピークをむかえます。現実的には、このスケジュールも建前になっていますので、就職活動を早くからスタートしている方にとっては、情報が少しだけ増える程度かもしれません。それはさておき、節目ではありますので、新卒で就職することについて改めて考えてみたいと思います。

就職活動をする上で、これまでの学校選びと大きくちがうのは、「自分のものさし」が重要になってくるということです。高校受験や大学受験は、ある程度、学力と志望する志望する分野で選択肢は絞られていました。徐々に、受験においてもこの傾向は変わりつつあるものの、選択肢が多くあるわけではありません。しかし、就職となると選択肢は限りなく無限に広がります。自分の所属している大学・学部・学科ならば、この企業に就職するのが当たり前だというものは全くありません。かつては多少あったでしょうが、これだけ選択肢がある中では、誰もが「自分のものさし」で選択をすることが必要になっています。

ものさしや選択の中には優劣はありません。人と比べても何も意味がないからです。例え、同じ会社に就職しても同じ様に活躍できるかはわかりません。自分の価値観と全く違う職場を見栄やプライドだけで選んでも、仕事とは全く関係ないのです。内定を早くもらっているからすごいとか、内定を複数社からもらっているから優秀というのは、誤解です。3月からコツコツ就職活動をスタートしても、結果的には社会人になって自分らしく活躍する事ができればいいのです。

やりたいことが見つからないという不安も出てきます。やりたいことはぼんやりで大丈夫です。今思い描いていることも、就職したり、環境が変わっていく中でどんどん進化していきます。全くないのでは、ふわふわしますが、なんとなく思っていることがあれば、就職活動を通して言語化していくこともできます。逆に、大学3年生、4年生の段階で明確にやりたいことがあるのであれば、卒業を待たなくても今すぐ行動に移すことも大切です。いつか起業したいという想いがありつつ就職をすると、本当に想いが強ければ、組織に所属していることが窮屈になってきます。すでに明確にあるのなら、即行動だと思います。

これからは人生100年時代と言われています。その中でも職業人生は期間の長いものになります。就職はそのスタートラインです。内定をもらうことが目的ではなく、活躍するキャリアを積み上げていくことが大切です。新卒で就職するというのはその第一歩です。企業や組織によって多少の違いはあっても、スタートで身につけることはほとんど同じです。時間を守る。挨拶をする。どんなことにも積極的に参加する。すごく基本のように聞こえますが、スタート時点で基礎が身につけることができなければ、後から苦労します。どれだけ会社が成長していも、自分が成長しなければ意味がありません。

就職活動で出会える企業は限られています。その中でも面接などの選考を通して、より深く知ることができる企業は決して多くはありません。1社1社とのご縁を大切にして、就職活動で悔いを残さないように全力で走りきりたいです。努力をすれば、必ず結果がついてきます。

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