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2022/03/11

未知なことが不安
筆者:石黒太一
 


知らないこと、やったことがないことは不安でいっぱいになります。新入学、新社会人などこれから節目を迎える時期になると、期待と不安が併存します。新しいことへの期待が誰にでもありますし、不安よりも期待がまさることでワクワクします。

しかし、その前にある受験や就活などは不安が勝りますので、常に緊張の中にいることになります。経験したことがないことや体験していないことは、慎重になります。頭ではわかっているけど、実際にやってみるとぜんぜん違う気づきがあります。

不安からくる質問と、期待からくる質問があります。不安からくるものは、何かを守りたいことが現れてきます。期待からくるものは、未来に向かって表現されます。どちらが良い悪いかではなく、自分が思っているものが、どちらに向いているかを分析してみると、今の自分がよくわかります。

実際に体験してみないとわからないことがほとんどです。宇宙に行くと無重力になるということは誰でも知っていますが、無重力の中での生活がどのようなものかは、宇宙での経験がなければわからないものです。

探求して、興味を持ってアンテナを立て続けることは大切なことです。どこまでいってもわからないこともありますが、極力理解できるように努力をすればその方法は必ず見つかるものです。

就職する会社の雰囲気や人間関係というものは、とても気になるものです。一日の多くの時間を過ごす職場ですから、大切なことです。そして、どの企業でも「人間関係は良くて、コミュニケーションが活発です」という回答が返ってきます。「非常に殺伐としていて、必要以上な会話はありません」という会社を聞いたことはありません。これも、実際に経験し、実感として理解しないと、見ないことの一つです。

最終的には経験に勝るものはないということになってしまいますが、期待があるから不安もあるのです。不安になっていることは、何かにチャレンジしている証拠です。探求する気持ちをもって、前進して行けば、必ず希望が見えてきます。

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