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2022/03/27

社会人2年目
筆者:石黒太一
 

あと数日で4月になります。2021年に社会人となった方にとっては1年目がやっと終わるタイミングです。学生から社会人になって、慣れないことや新しいことへのチャレンジをして刺激の多い1年でしたね。そして、これからむかえる2年目はこの1年とは全く違う経験をします。とても重要なタイミングですから、ここで差が開き始めます。
 
2年目になると慣れが出てきたり、同じ業務で飽きてきたりする人がいます。本来1年ぐらいで飽きるほど仕事は単純ではないのですが、こなすことが上手になっていると繰り返すことが同じ仕事に見えてしまいます。いかにここで仕事のステージをあげることができるか、高い視座でものごとを見ることができるようにチャレンジするかで結果も、気づきも変わってきます。
 
社会人3年間は基礎をつける時期です。その中間点ですからまだまだ基礎を丁寧に取り組むタイミングです。できることも増えていますが、より高いレベルできるようになることができます。もうできていると思っていても、先輩はもっと高いレベルにいます。もう学ぶものはないともし思っているとしたら、冷静になったほうがいい。10年経っても、20年経ってもその道のプロはまだ自分は未熟だといって学び続けています。
 
3年続ける前に飽きてしまうと、せっかくあと少しで結果が出ることも、その手前で頓挫してしまいます。そんなに簡単に結果は出ません。もし出たとしてもそれはビギナーズラックであり、再現性を持って同じもしくはそれ以上の結果を出せるようになって初めて一人前です。再現性のある仕事というのはとても大切です。なぜ結果が出たのか、そしてどうしたら同じように結果を出すことができるのかを仕組みにすることが仕事です。
 
社会人2年目になると後輩が入ってくることもあります。ひとつ上の先輩ではあるものの、その1年の差は一瞬にして抜かれることだってあります。学校のような絶対的先輩ではなく、すぐにライバルになってもおかしくはありません。常に謙虚に学び続け、成長し続ける人でありたいものです。

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