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2022/04/16

縁を大切にする
筆者:石黒太一
 

地球上に60億人の人がいますが、全ての人に会うことはできません。自分が住んでいる地域でさえ、まだ会ったことがない人がたくさんいます。同じ時代に生きていても、会える人の数は限られています。だからこそ、目の前にいる一人ひとりとの縁は大切にしたいものです。
 
学校で偶然同じクラスになったことで親しくなった友達、たまたま会社説明会で横の席に座った人、就職して同期になった仲間など意図せず知り合う人がいます。もちろん偶然ではありますが、大切な縁です。たくさん受けた中で内定まで進んだ企業との出会いも縁です。どれだけ活動しても、何十社も内定をもらうことはありませんから、その1社というは何かしらの意味があります。
 
自分にとって必要なことは、必ず目の前に現れるという考え方もあります。困難や幸せも自分にとって必要だから現れるのですが、それを自ら乗り越えよう、掴もうとしなければどこかにいってしまいます。縁も偶然であり必然なのですが、自分の準備が整っていなかったり、無関心でいると見逃してしまうのです。常に今起きていること、目の前にあることを大切にすることです。
 
就職活動で多くの企業や多くの人に出会いますが、その縁が働き始めてから現れてくることもあります。例えば、面接にいって選考通過をしなかった会社が、就職した会社と取引関係があり、自分がその会社の担当になるということだってあります。あとから繋がってくるからこそ、縁とも言えます。
 
SNSでフォローを外すのとは違って、縁は簡単には切れませんし、もっと大切なことです。全ての出会いは必ず意味があるものです。偶然も必然であると考えると、人との関わり方も変わってきます。たとえ時間がたっても再会をしたり、また一緒に仕事をするというのは必然だから起きます。そこには意味があります。縁を大切にすることは、豊かな人生にもつながっていきます。

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