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2022/04/25

誰も思いつかないことをやるには
筆者:石黒太一
 

今までに存在しなかったアイデアや商品を目の当たりにすると、強い衝撃をうけることがあります。「こんなことは全く思いもつかなかった」「これを考えた人は天才だ」と思うときに、ふと立ち止まって考えてみてほしいのです。自分とこのアイデアを創り出した人とは、何が違うのか。生まれながらの天才ももちろんいますが、そんな人ばかりではありません。その差は何かなのかと。
 
アイデアが豊かな人、結果を出している人に共通しているひとつに、圧倒的なインプットの量があります。本を読んだり、映像を見たり、人に会って生の情報を得たり、インプットに対して努力を惜しんでいません。自分だけで考えていても限界はあります。知らないことはどれだけ願っても、ふとわいてくるということはありません。「アイデアをひらめく」という表現もありますが、その背景には膨大なインプットや情報があります。先人の知恵やその分野での深い理解があるからこそ、ふとした瞬間に情報がつながっていくのです。
 
誰も思いつかないことといいながらも、よく似たものがあったりもします。ここには、ちょっとした差があるのです。ヒット商品が世に出たとき、そのアイデアによく似たものが実はあったり、少し前の時代にヒットしないで消えていったということがあります。ヒットするのか、しなかったのかは、時代やプロモーションだけの違いではありません。「ほんの数センチ」ぐらいの違いがそこにはあります。しかし、この違いが大きな差になっていくのです。
 
誰もが努力をしています。必死に取り組んでいます。だからこそちょっとした差が大きな差になるのです。インプットは努力によってできます。本を読めば先人の知恵に触れることもできます。インプットして、アウトプットをしていくことで、自分の知識・経験になっていきます。行動するかどうかは自分で選択することができます。誰も思いつかないことを思いつきたいと考えているのであれば、そのために行動することは今からでもできます。

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