A面B面をのぞくクセをつける
■A面B面とは?
今は見ることのなくなったアナログレコードのシングル盤はご存知ですか?(片面直径17cmのレコード)シングル版のレコードは両面に1曲ずつ、計2曲収録されるのが普通だったため、1曲目をA面・2曲目をB面と呼びます。
ここの記事では
A面(メイン)⇒表
B面 ⇒裏
物事の表と裏と思って話を進めていただけるとわかりやすいかと思います。
これがアナログレコードです。知っていますか?汗
■A面B面を覗くとは??
もう、お察しの方もいるかと思いますが物事には表と裏があります。「そんなことは分かっているよ!」という声が聞こえてきそうだが、本当に何かをしようとする時にそれを思い出して進めることができていますか???
例えばこんな場面・・・・
A面:「毎日、毎日、バイトで最後まで残るのは私ばっかり●●君はすーっと帰ってしまって何も手伝ってくれない!本当に空気も読めないし思いやりの無い人だ。」きっとバイトで友人関係でもこんな場面はあると思うのです。ご自身のことなら尚更、A面しか見えないことって沢山あります。
ではB面では何が起きているでしょうか?
B面:「●●君は家庭の事情で残れない分、みんなより先に来てスムーズに働き出せる準備を自分からかって出ていたんだよ。」
もしこのB面を知っていたらどうでしょうか?
きっと●●君への評価はガラッと変わるでしょう。
また、人間関係以外でいえば仕事でもA面しか見えていないことが多くあります。
A面:「新しい企画です!この企画であれば全てのお客様に平等にプレゼントを手配し喜んでいただけます!!」
会社として一人でも多くのお客様にお喜びいただける。それはとても素敵なこと。
では、B面で捉えたらどうなるでしょうか?
B面:「当社の最もファンといえる優良のお客様は平等と聞き、喜んでくれるだろうか?もっとも大切にするべきお客様はしっかりと区別したほうがいいのではないか?」
そう。この例でお分かりのとおり、「どちらが良い・悪い」では決められない両面なのです。だからこそA面B面を覗いた上でどちらの良い面・悪い面をも考慮し、決断する必要があると思うのです。
その企画は両面見えていますか?
■最後に、それは本当に主流か?
A面とB面をしっかりと覗くことができたら、
次は自身のもつ答えが「本当に主流か?」を考えてみることも覚えておいて欲しいポイントです。
自分では気づいていないだけで、その意見は「主流」ではない可能性があります。
もちろん、個人的な意見に「主流」を求める必要はありませんが、「仕事」や「お客様」を相手として考えた場合に、その意見が「主流」かどうかを知ることで「みんなに理解されやすい意見」を発信することができます。はたまた「両面を知り、主流を理解した上」で発信する意見であれば耳を傾けてもらいやすいと思うのです。
数名で考えることも主流を知るための得策です。