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2019/05/01

【大企業からの転職】自分ニーズについて考えたことはありますか?
筆者:城後
 

 



企業選びで迷っているときは自分ニーズについて考えみてください


就活も真っ盛りの今、内定を貰っている方も多くいるのではないでしょうか?未来の選考を受けている学生にも複数の内定を持っている学生が増えてきました。


そこで学生から相談をされることがあります。

「安定した企業や大手企業(選考チャレンジしたい)とベンチャー企業のどっちを選択したらよいか迷っています」

本当に多く耳にします。そんな時は自分ニーズを考えてみてください。
今回は、自分ニーズについて参考になればと思い、新卒で大手住宅設備メーカーに就職され社会人3年目で未来に転職したD・Mさんにインタビューを行いました。納得のいく企業を選ぶための参考にしてみてください。




■出身大学:埼玉大学
■前職:住宅設備メーカー(生産技術・技術営業)
■入社理由:希望の職種につけるため・社長の考えに感動したため
■入社年/部署変遷:2018年8月入社 おもてなし配属/2018年12月ご縁創造Gへ異動
■趣味:写真撮影・加工、ブログ、ドライブ、スノーボード
 


Q: 未来へ入社されてもう少しで1年が経ちますが、どうですか?ざっくりですみません(笑)
 
A:現在、ひとつのブランドを任せていただいており、主担当者として責任を感じながらも非常に有意義に働けています。入社して良かったと1日1回は思っています!(笑)

ただ、まだまだ成果を出せておらず正直焦っています。学びを会社に還元できていないのが本当に心苦しいです。最近ようやく自身のキャパシティが業務量に追いついてきたので、ここからチャレンジに割く時間を増やしていきたいと思っております!
 

Q:前職から転職をしようと思ったきっかけは何ですか?
 
A:「このまま働いていて夢が実現できるのか」を25歳の誕生日にふと考えたのがきっかけです。結論、このままではダメだと思い転職しました。

勤務時間は1日最低8時間、それが週に5日と考えると、週に40時間以上、月に280時間以上も仕事に費やすことになります。その仕事が夢の実現に貢献しないのなら、転職した方が絶対に良いです。
 

Q:いまの仕事について教えてください。
 
A:PAFUCOの新規広告出向(Web、雑誌、街頭ディスプレイなど)、広告クリエイティブ制作(Webバナーやランディングページなど)、CRM(既存顧客への継続促進やクロスセル施策)です。
 

Q: 営業とマーケティングの違いってどんなところだと思いますか?逆に共通していることなどありますか?
 
A:営業は「人対人」「売り込み」というイメージが強いです。それに対して、マーケティングは「広告」「売れる仕組みづくり」だと思っています。マーケティングができていれば営業はいりません。共通点としては、必要なスキルが全く同じという点で、それは2つ、①お客様のニーズを読むスキル②自社製品でそれを満たせることを伝えるスキルです。売買はニーズと解決手段のマッチングなので、これらのスキルは営業・マーケティング共に必要になります。

マーケティングの場合、具体的な業務としては、①は数値分析、行動分析②はコピーライティング、クリエイティビティなどに細分化されます。
営業の場合は、①はヒアリング・アンケート②はセールストーク、資料作成などに細分化されます。

 

Q: Mさんの前職は大手企業だと思うのですが、組織的な観点で未来との違いや、大手企業・ベンチャー企業のメリットやデメリットなど感じることがあれば教えてください。
 
A:違いはなんといっても業務範囲と深さですね。
大企業だとスペシャリスト(狭く深く)ですが、未来はスーパージェネラリスト(広く深く)です!なぜなら、担当分野の業務を企画から構築・運用・改善まで全て自分で行うからです。ジョブローテーションも盛んなため、商品企画やマーケティング・物流など、ビジネスの核となる分野をすべて経験することができます。
 
また、社会貢献という点では、大企業の方が広く影響を与えることができますが、その中で自身が携われるのはほんの一部です。対して未来は、まだまだ影響範囲は狭いかもしれませんが、その中での自身の貢献度は高く、得られる達成感や自信は比べ物になりません。

さらに、インフラの整っている現代なら、社員数に依らず大きな成果を出すことができます。ここが、先ほどお伝えしたようにマーケティング(売れる仕組みづくり)次第になります。
 
大企業とベンチャーのメリットデメリットをまとめます。
【大企業】:社会貢献度は高いが、自身の貢献度・成長度は低い(人によりけりだとは思いますが経験の幅として)
【ベンチャー企業】:社会貢献度はマーケティング次第、自身の貢献度・成長度は高い(自分で機会を作れる)
 


Q:Mさんがこれから未来でやり遂げたいことは何ですか?
 
A:私の夢は「ひとりで生きていくこと」です。会社に甘えずに、自分の力で利益を生み出せる人になりたいと思っています。そのために、未来でやり遂げたいことは、30歳までに新規事業を立ち上げ、32歳までにそれを黒字転換させることです。
未来は新規事業を100個立ち上げることを目標にしており、私にとって非常に良い環境です。

この環境を提供して頂いたお礼を利益で返すことが、私の未来でやり遂げたいことになります。 
 
Q:就活生に対し、いわゆる第二新卒になるMさんからアドバイスをお願いいたします!
 
A:キレイごとは言いません。下記のことに注意してください。
 
・第三者情報は参考程度にしてください。
 社会を経験したことのない学生がネットや口コミだけで判断できるわけありません。
・企業の出す情報も鵜呑みにしないでください。
 体裁の整ったものばかりですので期待通りである可能性は低いです。
・社員の雰囲気は重要な情報ですが、それだけで判断しないでください。
 人事やメンターは会社の顔ですから、魅力的な人物なのは当たり前です。
 ましてや、規模が大きくなるほど、社員の人間性にもばらつきが出ます。
 
→じゃあなにで判断したらいいの?
 
「外的要因は刺激でしかなく、自分ニーズが全てです。」

①まず、10年後どんな姿になりたいか(自分ニーズ)を考えてください。
②次に、その会社で自分が行う業務内容を忠実に脳内シミュレーションしてください。
※配属先と業務内容、そして部署移動の頻度・難度についてはとにかくよく理解してください。
③そして、それを1日8時間、年間240日、10年間と行うことで、なりたい姿になれるかどうか考えてみてください。
 
→もし「なれる」と思えたなら、安心してその企業へ入社してください!
 
世間では給与・人間関係・業務量などを理由に辞める方もいますがそれは建前です。
あるいは、そもそも外的要因をニーズの中で上位においてしまったがために言い訳にしてしまうのです。
本音はその仕事を続けた先に夢や希望(自分ニーズ)がないから辞めていくのだと私は思います。
 
仕事を続けることで自分ニーズを達成できると信じていれば、不満が出ることは絶対にありません。
→これはみなさんも経験したことがあるはずです。
(甲子園を目指す球児が猛特訓を受ける、ディズニーランドでアトラクションに3時間並ぶ、など)
 
山口社長の言葉ですが、
「やりたいけどできない。」は「できないんじゃなくてやらないだけ。」です。
そして、やらないのは「ニーズが弱いから」です。ニーズが強ければかならず行動に現れます。
 
まとめますが、
企業を見る前にまずは自身を見つめ直し、
10年後どんな姿になりたいか(自分ニーズ)を定めてください。
そして、それが叶えられる企業に入社してください。
 
言うほど簡単なことではありませんが、
苦労して大手に入社し3年で転職した私の言葉ですので、どうか少しでも参考にしていただければ、あなたの就職活動もきっと良い方向に進むはずです。
 
最後になりますが、社会人になったら全ては自己責任です。人事に騙された被害者ではなく、会社の人材投資を無駄にした加害者です。悔いの残らないよう、言い訳できないくらい、本気で就職活動してください。


納得のいく就職ができるよう祈っております。


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