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2020/01/08

「実験思考」
筆者:山口俊晴
 






 「実験思考」という考えが好きです。


簡単に言ってしまえば、何でもやってみなければどんな結果が出るかもわからないし、結果を好奇心でみてみるという感じです。

前回の社長メッセージでも伝えましたが、飲み会一つでもちょっとした実験ができます。やってみると面白い結果がわかります。意外な発見もあります。それがとっても面白いです。

仕事でも日常でもどんなことでも実験するつもりでまずはやってみます。その結果をみて今後改善するのか、やめるのかを判断すればいい。

「絶対成功させなくっちゃ!絶対失敗はしたくない」と思うと、一歩が出づらくなります。ですが、実験するつもりでやってみるなら、一歩が踏み出せます。それに、失敗はみんなが嫌いますが、私は失敗なんてないのだと思っています。

これは社員の方に言うのですが、失敗ではなく体験なんだと。

実は私、名古屋で「GO GREEN」というサラダ店を2店舗やっていたのですが、2店舗とも閉めることにしました。人は失敗というかもしれませんが、私はいい体験したと思っています。


なので、やらなきゃよかったなんてことは全く思いません。うまくいくつもりでやったのですが、結果はやってみなければわかりません。ただ、やってみてこういう結果が出ただけでそこから学ぶことはたくさんあるのです。



物事をなかなか決められない社員に相談されたとき、こういうトレーニング法を教えました。

「メニューを見て1秒で決めること」です。

1秒で決めて、あとは結果を待つだけです。思ったものと違った。おいしくなかったということもありますが、こういう味なんだ。こういう料理だったんだという新しい体験ができます。私もいつもスタバでデカフェのカプチーノを飲むのですが、初めてチャイティーラテを頼みました。シロップがとっても甘く、私の好みではありませんでした。でも、これも一つの体験です。


実験するつもりで色々なことをやってみたら面白いと思います。今、日本は何か新しいことをやることにびくびくしていると感じます。何かやれば叩かれますし、学校でも親に何か言われるので先生もびくびくしていると感じます。


もっともっと実験するつもりで何か新しいことやって、失敗には寛容な国になったらいいと思います。傍観者ではなく、私も日本に貢献したいと思うこの頃です。
 
 
 

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