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2021/02/18

コミュニケーションでのストレスを減らす
筆者:石黒太一
 

誰かと話しをしていて、「なんでわかってもらえないんだろう」「この人が言っていることがわからない」そんな経験をしたことがありませんか?

職場の同僚に仕事の進め方を聞いても、いつも言ってることが違うような・・・ということもあったりします。逆に、すごく細かく手順を教えてもらえるんだけどそれってもはや機械じゃないですか?と感じたり。仕事に限らずコミュニケーションのすれ違いは日常的に発生してしまうものかもしれません。

ぜひ考えてみてほしいことは、自分の頭の中と相手の頭の中が必ずしも一緒ではあるとは限らないことです。経験や体験、見ている情報も違うのですから自分が考えたことがそのまま相手に伝わらないのはごく自然なことです。必要以上に不安にならなくてもいいですし、まずは相手を理解しようとすることから始めることが大切です。

7つの習慣の第5の習慣に「まず理解に徹し、そして理解される」というものがあります。自分のことを伝える、知ってもらうということの前に、相手のことを理解しようといっても、そもそも相手のことを理解できないから困っているわけです。

脳神経科学の研究を背景に開発された心理測定ツールというものがあります。
思考特性4つ、行動特性3つからなるプロファイルを読み込むことで少しだけ相手のことを知ることができます。私達は職場でこのツールを利用していますが、とてもその特性から気づくことがたくさんあります。同じテーマのワークをしても、思考特性や行動特性によって全く異なったアウトプットがでてきます。研修ではあえてわかりやすく特性ができるようなワークをするのですが、「へーそうなんだ」ということを繰り返します。研修だからそれでいいですが、実社会で自分のこと、相手のことを知らないでコミュニケーションをしていることを知ると、相手のことを知ろうとするようになります。

そして、いちばん大切なことは自分のことを知ることです。
自分自身のことを知るというのは意識をしないとなかなかできなこともあります。
無意識にやっている行動も、他人から見たら特徴的なこともあったり、
自分は当たり前だと思っていることも、それがすごいことだったりもします。


私は、家電などを購入したとき、マニュアルや説明書をほぼ読みません。
これも人によっては「なぜ?」と思うことかもしれません。
こんな些細なことも思考特性の特徴が現るのです。

もし、だれかとコミュニケーションですれ違っていたら
相手のこと、自分のことをもっと知ることが必要だというメッセージです。

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