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2021/02/27

ミッションとビジョン
筆者:石黒太一
 

企業や組織にはミッションや経営理念があります。なぜ会社があるのか、どのようなことで社会に貢献したいのか、といったことが明文化されています。創業の思いが背景にあったり、会社があることでの社会のありたい姿などが言葉になっていますので、ミッションを見るだけで競合他社との違いが現れてきます。
 
似たものにビジョンというものがあります。企業で掲げるビジョンはミッションよりも具体的で、時間軸でもみてももっと近いものになります。必ず達成したい未来を言語化したものとも言えます。
「2025年ビジョン」「事業部の5年ビジョン」などで掲げるているものを目にすることがあります。
 
なぜミッション・ビジョンがあるのか。簡単な言葉で表現するのであれば、自分の存在理由を明らかにして、その理由を中心に据えて、これから自分が何を実現しようしているのかを内外に宣言していることではないかと考えます。目標は紙に書きなさいとよく言われます。目標を目で見ることで思い出し、達成のために自分を鼓舞することができます。自分自身や会社で働く仲間、取引先、お客様に対しても私たちが何を目指しているのかを宣言し、常に触れることでその実現に一歩ずつ近づくことができます。
 
ミッション・ビジョンと合わせて語られるものにバリューというものがあります。価値基準、判断基準と考えるとよりわかりやすくなりますね。バリューはミッションとも繋がっているので、行動や評価などをどの基準で考えるかを示してくれます。バリューがあることで迷った時の拠り所にすることができます。仕事をしているとどちらを選択するかを迷う時があります。どちらも正しいとか、どちらも選びたい、そんな時によりバリューに近いのはどちらか、という選択することができます。
 
ミッション・ビジョン・バリューがあるからビジネスがうまくいくわけではありません。しかし、その土台として存在します。家を建てるときも土台がしっかりしているから頑丈な建物を建てることができます。歪みがあったり、穴が空いていたりしたら傾いてしまいます。高い建物を建てるならその建物を支えることができる土台を築くことが重要になのです。

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