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2021/03/02

なぜその業界、その企業を志望するのか
筆者:石黒太一
 

志望動機がいまいちしっくりこないとき、「何のために」を考えてみると気づくことがあります。目的は何であるかを誰に見せたり、伝えたりしなくていいので本音で自分と向き合ってみてください。最初に思いつくことは決して建前でなく、素の自分で大丈夫です。その素の自分が言っていることがなぜその企業なら実現できるのかを考えていきます。繰り返しその問いを続けていくことで、志望している理由がより明確になっていきます。
 
起業家などになぜ起業したのか、と聞くと最初は不純な動機だったりもします。しかし、それぐらい自分事にしていくことで内発的なモチベーションにつながっていきます。志望動機だって本音の部分は大切です。どんなきれいごとを考えても働くのは自分自身です。入社することが目的ではなく、活躍することが必要です。だとしたら、自分が本当にワクワクする未来を描けていなければ、志望動機に気持ちが乗ってこないです。
 
志望する理由とは自分のここで働きたいにつながっていくことが重要です。正直、どんなことだっていいと思います。しかし、「それは他社ではダメか?」という問いを自分に投げかけてみてください。自分事になっていなかったり、誰かの言葉のままだと「絶対にこの会社」になりにくかったりします。常に絶対ここ!と言った志望動機まで考え抜くことは大変かもしれませんが、その想いが大きな差になることもあります。
 
ほんの少しの差が物事を決めることは意外と多くあります。営業で見積もり依頼をされて、金額の差がほとんどなければレスポンスの早い方を選ぶということもあります。志望動機でももう少しだけ深掘りができていたら・・・ということで機会を逃すのはとても残念なことです。
 
なぜその企業を選ぶのか。
一度自分の本音と向き合ってみることをおすすめします。

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