Whyからはじめる
なぜ就職をするのか。この問いから自分と向き合うことが就職活動の原点だと考えています。Why-How-What。サイモン・シネックの提唱した「ゴールデンサークル」で、プレゼンや人に伝える際にこの順番で伝えることでより人の心を動かすことができます。就職活動についてもこのフレームで整理することで非常に明確になります。
Why
「なぜこの企業を志望するのか」は考えてることがあっても「なぜ就職するのか」「なぜ働くのか」を深く考えることはもしかしたら多くないのではないかと思います。周囲が就活をはじめたらからエントリーしてみた、学校卒業したら就職するものだから、などWhyがないまま就活をはじめることで自分自身が腹落ちしないことがあります。理由がないまま全力で走ったら疲れてしまいます。しかし、30歳までにこうなりたい!があって全力で就活するとまた気持ちが変わってきます。志望動機で悩むのもここにあります。
How
就職をするために自己分析のやり方、ガクチカのまとめ方など就活を進めていく上でのやり方から始めていることはありませんか。就活対策からはじめると、就活した気にはなります。しかし、働く目的、就職する目的をどのように達成するのかが方法なので、ガクチカから考え始めるとモヤモヤすることがあります。手段が目的化する場合、Howに焦点が当たっています。
What
どの企業に就職したいのか。やっとここで就職先のことが出てきます。この会社に行きたい!という想いはとても大切です。しかし、なぜその会社、その業界なのでしょうか。自分自身のWhyとどうつながっているでしょうか。Whatで企業選びをすると、志望動機が企業によってバラバラになります。働く目的が企業ごとで変わるのはあまりありえないと思うのです。なぜ働くのかを実現するために企業選びがあって、企業があってなぜ働くのかを探そうとすると難しくなります。また、第一志望の企業がうまく選考が進まなかったら、落ち込みが大きくなります。
なぜ働くのかであって、どうやって就職するのかがあり、どこで働く(働きたい)が出てきます。目的がとても重要です。目的でつながった仕事は活躍もできるでしょうし、何より楽しい。ぜひ「なぜ・Why 」から自分に問いかけ、自分の目的を明らかにしましょう。