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2021/03/20

選ばれる人になる
筆者:石黒太一
 

機会はいつも平等にあります。しかし、機会を掴むのは全員でありません。なぜその差が生まれるにでしょうか。例えば、研修参加の公募があったとします。定員以上の応募があり、ボーダーラインに2人の人がいます。2人とも業績評価は同じで一見差がない場合、どの様に判断するのでしょうか。
 
スピードを大切にする
まず、普段からスピードを意識しているかが大切です。これはお客様から見ても同じことです。商品注文したのに全然届かないと欲しいと思ったときに気持ちもどんどん下がっていってしまいます。ネットや通販で商品を購入する機会が増えているからこそ、スピードが求めらています。普段の頼まれごとをされたときにすぐに対応する人は周囲からも信頼を得ることができます。信頼はほんのちょっとした差から生まれます。
 
主体的に行動する
機会を待つか、機会を作るかの違いを考えたことがあるでしょうか。新人の時、仕事を割りふられることがあります。渡された仕事だけをやるのか、渡された仕事が終わったらさらにやれることがないかを聞くことができる。主体的というともっと大きなことに聞こえますが、実はこのちょっとした行動の違いからも出てきます。その差は3年、10年と経っていくとどんどん大きくなります。常に自ら行動する習慣がチャンスに変わっていきます。
 
受け取った仕事は120%やり切る
各部署から提出された資料を会議のための参加者分準備しておくように頼まれたとします。資料を人数分コピーしておくだけでももちろんいいのですが、会議で使う順番に並べておくことやバラバラにならないようにクリアファイルに入れておくなどのちょっとした工夫ができるとなおいいですよね。(やりすぎると、会議の準備が目的になってしまうのでどの度合いはありますが。)お願いされたことをお願いされただけをやるのか、お願いされたこと以上のことをやれるのか。同じ時間で少しの工夫をするかどうかです。
 
これらのどれもほんの少しの差であることはわかります。その差で選ばれるかどうが変わってくる。だとしたら普段からちょっとした差を生み出す習慣をつけておくことが人生を豊かにすることになります。ここで重要なのはその差を誰らかも強制されているわけではないということです。自分で考え、自分で行動するということです。だからこそ、違いが生まれてきます。「違いをもたらす違い」という言葉もありますが、選ばれる人になるかどうかは自分で作り出せるのです。

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