終わりを思い描くことから始める
あなたは人生の最期に何と言われたいですか。「7つの習慣」の第2の習慣に「終わりを思い描くことから始める」というものがあります。これから就職をして社会人のスタートに立つときに人生の最期といってもイメージがわかないかもしれませんが、どんな人生を送りたいのか、どんな人生だったと言ってもらいたいのかを少しだけでも考えながら今を生きていくことで、仕事の取り組み方が変化していきます。
「彼は、誰かも愛されすべての事に本気で取り組む人でした。」 この言葉を聞くとどんな仕事をしていたのか、人との関わり方はどうだったのかを思い浮かびますね。お客様に信頼され、どんな難題でもお客様と一緒に考えて解決策を検討したり、ちょっとしたお願い事でもいつも120%で取り組んでいる人かもしれません。人生の最期というと随分遠いように思うかもれませんが、1年後や5年後に上司や先輩からどういう人で思われたいかという事に置き換えて考えてみることもおすすめします。この習慣が身につくと、自分が担当した仕事によってお客様からどのようなお声や反応をいただけるのかを考えることからはじめるようになります。お客様が喜んでくださっている状態とはどのような状態なのかなどをまず最初に考えることで、取り組み方も変わってきます。
自分が達成したい未来を想像して、イメージとして描ききるということにもつながっていきます。受験で合格している自分をイメージしなさいと言われた事があるかもしれません。自分が合格しワクワクしている状態を描き、その時の感情を感じてみることで、イメージの達成に近づくというものですが、「終わりを思い描くことから始める」というは究極のイメージでもあると思います。面接に臨むときも面接が終わったときに、どの様になっていたいかを思い描くことで、言葉の使い方も変わって来るのではないでしょうか。ただ面接を受けるのではなく、面接を受けた後に、面接担当の方が「この方とぜひ働きたい」と思ってもらえていることを強くイメージして、そのために何ができるかを考えてみると1回1回の面接がより充実したものになっていきます。3/22