自分が選べること
自分で選べることと選べないことがあります。外で降っている大雨を晴天にすることはなかなか難しいですし、時間が過ぎていくことを止めることも選ぶことはできません。逆に、大雨の時に嫌だなと思う気持ちを「今日は外出しないからたまっている本を読む絶好の機会だ」と選ぶことはできます。また、時間が過ぎていくことに対して「1分だけ自分の呼吸に集中して見よう」と時間を使い方については選択ができます。自分が選択できることとできないことを意識することで、主体的に行動することができます。
楽しい仕事。仕事そのものが楽しいかどうか、どのような選択をするかどうかではないかと考えています。膨大なデータから分析をするという仕事があったとき、もし作業と考えたら辛いかもしれませんが、そのデータ分析によってお客様にも喜んでいただき、認めていただけることにつながるというものだったら楽しい仕事になります。仕事というものは事実であり、何を選ぶかは自分次第なのです。就職活動に置き換えてみると、エントリーシートや履歴書などの提出書類をひたすら書くことは時として大変な時もあります。しかし、自分の将来にワクワクしながら書くのか、提出期限があるから書くのかでは内容も変わってきますし、生産性も違います。態度や気持ちを選ぶことでアウトプットにも影響することは想像がつきます。
人とのコミュニケーションでも、厳しいことを言われたと言って落ち込むのか、自分の事を考えて言ってもらえていると考えるのかでは大きく違います。他者からの刺激についてそのまま反応するのではなく、自分の反応を選択することができます。意識をすれば選択できることが思いの外多いことにも気づくことができます。今まで反応的になっていたこと、もしくは嫌だなと思っていることについて、自分は何を選択するかを一度考えてみると目の前の出来事がワクワクするものに変えることができます。