マンダラチャートの使い方
考えを深堀りしたり、アイデアを広げるツールに「マンダラチャート」があります。マンダラチャートの書き方は記事などもたくさんありますのでそちらを参考にしていただき、どう使っていくかについて考えてみたいと思います。
マンダラチャートの良いところは、中心のテーマに対して、8つのマスが準備されていますので自然と考えるようになることです。自由に書いていいよと言われると1つや2つで終わってしまいますが、8つあります。8つはちょっと考えないと出てこないものだと思います。テーマに対してじっくり向き合うにはとてもよいものです。そして、書いていくと自然と湧き出てくるのです。就職活動で応用できる場面として、「自己分析」があります。中心に自分の名前を書いてみましょう。強み、弱み、今までの経験、夢、やりたい仕事、など自分について思いつくものをどんどん書いてみましょう。8つ埋めることができたら、64マスのシートで更に広げていくことができます。強みだけでも更に8つにエピソードや根拠、言い換えなどを書いていくことができれば、自分が考えていることの整理ができます。
また、目標を立てる時もマンダラで考えていくと要素分解をすることができます。「○月までに内定獲得」という目標があったとします。そのために必要なことを分解していきます。例えば、内定までに必要なことの中には、エントリーをしないと始まりませんし、面接などの選考を受けていく必要があります。自己分析や企業研究などをマンダラを使って書いていくことで、もやもやっと頭の中で考えていることが整理されてきます。人によってその要素も異なりますから、自分が思っていることをまず書き出してみることです。正解を探すのではなく、間違っているかどうかではなく、まず出してみることです。
書くことができたらそれでおしまいではなく、常に自分のマンダラを手元において見ていくことも大切なことです。頭の中を書き出してスッキリするだけではなく、目標をテーマにしたらその目標達成のために必要なことを思い出すために使います。目標の達成しない一番の理由は忘れてしまうことです。ですが、マンダラであれば一覧でみることできます。自分のやるべきことがそこにあります。もし一度書いてなんか違うなと思えば、また新たに書いてみるとよりイメージが鮮明になったり、具体的になっていきます。メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手がマンダラを使っていたことは有名な話ですが、ぜひ成果を出している人の行動を真似ることから始めてみませんか。