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2021/05/13

成長ができる環境とは何か
筆者:石黒太一
 

会社を選ぶ基準に「成長環境があること」ということを上げることがあります。どこを見て判断するかは人それぞれかもしれませんが、そもそも成長できる環境とは何でしょうか。
 
今までできなかった事ができるようになると成長と言ったりします。自転車に乗れなかった時に何度も転びながら、ブレーキが使えず壁に突っ込み、それで乗れるようになろうと努力したことを思い出すと、自分の限界を超えたところに成長があります。仕事でもそれは全く同じことです。できることをずっと繰り返していてもさらなる成長はありません。だからといって、成長するための機会は与えら得るものではないのです。成長環境というと、「成長させてもらえる」と感じてしまうのですが、それは結果であり、機会は自ら取りに行かないといけません。機会が回ってくると思って待っていても機会はこないのです。学生時代はカリキュラムもあって機会は順番に回ってきました。しかし、社会人になると機会は望まなければ手に入れることはできないのです。
 
成長している人は何をしているか。それは今に満足をしないことです。今うまくいってることも半年後、1年後には過去の事になります。今の満足から抜け出すには、いつも自分のコンフォートゾーンの外にでている状態を作ることです。やったことがないことにチャレンジすること、自分にはちょっと無理かなと思うことでもまずは手を上げてみること。やったことがないことが100%うまくいくとは限りません。だから失敗したら原因を潰してまたやってみるだけです。この繰り返しが自分を成長させます。大切なことは、そのチャレンジをするステージ立つことができるかどうかです。ステージに立つにはまず目の前のことを120%で取り組み、成果を出すこと。切符を掴むには今の成果がなければ判断もできません。今の仕事は80%ぐらいだけど他に新しいことなら120%で取り組めます、とはならないです。
 
成長するかどうかは自分次第です。極端なことを言えば、どの環境においても成長する機会は必ずあります。成長の機会を与えられるという発想から抜け出せば、チャンスは目の前にゴロゴロしています。自分自身の考え方、見え方を変えると同じことでも全く違って見えますが、成長というものはそういうものだと考えています。植物も殻を破って土を押しのけて種から芽を出します。暑さや寒さを乗り越えて大きな木に成長していくのです。成長環境はあなたが作り出せます。ぜひチャレンジを忘れないでください。

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