自分が貢献できること
就職活動で自己PR、ガクチカなど自身の事を語る機会はたくさんあります。志望動機についても、自分がなぜこの企業を志望したのかを話をします。しかし、自分自身がどのよう貢献し、活躍できるかを語る機会は作っていますか?新卒採用でスキルも経験もあまりない中で、就職をする希望する企業に「私はこうやって貢献します!」と言い切るには、企業のことを知らないといけないですし、時として根拠のない自信も必要になります。どうやって考えていった良いのでしょうか。
まず、その企業は採用活動をしているのでしょうか。採用の目的を深く理解することです。採用活動をすることは目的ではありません。よりお客様に喜んでいただき、企業を50年・100年と発展、存続していくために採用をしていることもあれば、急成長を更に加速させるために仲間を集めたいということもあります。その目的は企業によって違いますので、それを知ることが大切です。例えば、どんどん成長している企業は、日々変化をしています。3ヶ月が1年ぐらいのスピード感で変わっていきます。自分の強みが変化を楽しむということだと考えているなら、その強みを活かして貢献する事を考えることができます。
同じように、入社してほしい方に何を期待しているのかを理解することです。事業を更に発展していくために既存事業を1→10に貢献してほしいのか、新規事業を立ち上げ0→1を期待しているのかでは大きく異なります。東京に勤務してほしいのか、新たに立ち上げる他エリア拠点のメンバーを採用したいのかでも違います。これも目的ではありますが、リクナビ・マイナビ、企業の採用ページでは読み取りにくい部分でもあります。特に新卒採用でジョブ型採用よりも、メンバーシップ型で総合職採用がまだまだ多いので、たくさんの可能性をメッセージとして伝えています。ですから、自分の視点で読み取ってしまうと本来の意図と違ってしまいます。あくまでも自分の理解したいように理解するのではなく、その企業が求めていることを理解することです。
そもそも相手のことを知るには、WEBを見ていたり、口コミを見ているだけでは足りません。採用担当や先輩社員などそこで働く人にしつこく質問をすることです。自分ひとりで思い悩んでいるよりも聞いてしまった方が早いです。働き始めてからもそれは同じです。悩んで時間を無駄にするよりも思い切って質問してみることです。相手が何を望んでいるのか、それを知ることから始めましょう。