MIRAI-ZINE

menu

2021/05/23

体験してから決断する習慣
筆者:石黒太一
 

体験する前にやらないという判断をすることがあります。できないかもしれない、不安、失敗したらどうしよう・・・。やる前にできない理由を探しているとなかなか自分の枠から抜け出せなくなります。
 
企業を探すときに、「自分はこの業界には向かないので説明会にも行ったことがありません。」という話を聞くとこのことを思い出します。業界に向かないというのは何をみてそのように感じたのでしょうか。◯◯という会社は社風が合わないと感じたので選考に進みませんでした、ということでしたら具体的でわかります。しかし、◯◯業界に合わないとしてしまうと、対象が非常に広い。業界の垣根はどんどん移り変わっている現代において、あまり抽象的に考えていると機会を逃すことがあります。
 
例えば、家電メーカー→住宅販売、繊維機械メーカー→自動車製造、就職情報→住宅情報といったように歴史的にも業界を超えて事業を展開していくことはあります。金融業界に向かないと思っていたのに会社が金融事業をスタートさせるという話はよくあります。だからこそ、最初からできない事を基準に考えるのではなく、まずは体験してみることを基準にしてみると、仕事が面白くなります。
 
学生のときに、数学が苦手だった人が分析を必要とする業務で活躍するということもあります。学生の時の得意不得意で考えることもあまりお勧めしません。数学が苦手でも、計算は機械がしてくれます。漢字が苦手でも、機械には変換機能があります。機械できることはできない理由にはなりません。
 
学校に学食が複数あるとつい同じところに行きがちです。体験しての結果ならいいと思いますが、最初から行かない理由をつけて行動しないのは非常にもったいない。もしかしたら違うの学食の方が自分好みのランチがあるかもしれません。意外ととても身近なことで体験しないで判断していることが
ありませんか。何事も体験してみるとよくわかります。

TAG :

RECOMMEND