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2021/05/24

入社前までにやっておきたいこと
筆者:石黒太一
 

就職活動が一段落すると、入社に向けて何をしたらいいかを考えることがあります。私も転職をしたときに少しだけ時間があった時、できることはないかを考えました。新卒で入社する場合は、内定が早い人なら1年以上期間があります。学生生活最後の1年の使い方が社会人スタートの大切な原点になります。
 
時間があると知識を身に付けようとしますが、まず大切なことは習慣です。
学生生活は比較的自由なこともあり、生活リズムが乱れていることもあります。夜型の生活に慣れて、授業も朝一は入れずに少し遅めに起きたり、週末は昼まで寝てしまうという習慣になっていると、社会人になってから朝起きるということがまずストレスになります。しかし、3年ぐらいかけて作ってきた習慣はなかなか抜けないものです。ですから、もし時間ができたら朝型の生活習慣を身につけたいものです。朝食も食べて1日を充実させる練習です。
 
それと合わせて、朝起きたらカーテンを開けて日にあたりましょう。睡眠のリズムを作るとともに、太陽の光を浴びることでセロトニンを作り出すことができます。セロトニンが不足するとうつや睡眠障害の原因にもなります。残りの1年をイキイキとしたものにするためにも心も体も健康な状態を作る習慣作りが大切です。今までそんなことしなくても心は元気だと思うかもしれませんが、自分をより成長させようとすると時として自分の知らないこと、苦手なことなどもどんどんチャレンジしていく必要があります。そうすると、「嫌だな」と思う気持ちが出てくる時に、バランスを崩してしまうこともあります。そうならないためにも今から生活習慣を整えていきましょう。
 
生活習慣以外の面では、何かに情熱を持って没頭することに挑戦してみることをおすすめします。それは趣味でも、資格でも、体験でもいいと思います。残りの時間を逆算し、ゴールを設定してその期間でやり抜いていくことです。いろいろなことを表面的にやっていくということもよいのですが、何か一つ決めて思いっきりやってみる。実務の前に知識だけを詰め込んでも頭でっかちになってしまいますが、興味のある分野やこれから就職する仕事のことに関する書籍を20冊読んでみることもおもしろいかもしれません。1、2冊ならなんとなく読めますが、20冊まず本を選ぶためには実務やっている人に聞いたり、基本書を読んでそこにある参考書籍をさがすといったことも必要になってきます。その過程で学ぶこともたくさんあります。
 
1年というのは長いようで短いものです。しかし、習慣を変えるには90日必要と言われます。そう考えると、今からでも十分に間に合います。生活リズムを整えて、充実した時間の使い方できる人になっていきましょう。

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