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2021/05/29

自分が決める人生
筆者:石黒太一
 

最後に決めるのは自分です。自分の人生は環境によって変化していると感じていても、その変化を受け入れているのは自分であり、受け入れないという選択もできます。誰かに決めてもらっているのではなく、他人に委ねるということを決めているのです。人生に正解はありません。何を選んでもそれは正しい。就職をしないということを選ぶことも、就職をするということもどちらも正しい。自分で選択し続ける限り道は開けていきます。
 
「親と話をして決めます。」就職活動で親の存在をよく考えておきたいです。今で見守ってくれ育ててくれた親。自己分析で自分のことを知るためにヒントをもらえる存在であると以前お伝えをしましたが、就職する先を決定するときに親の意見というのはどのような意味を持つでしょうか。「ここに就職しなさい」「その企業は◯◯だからやめておきなさい」心配がゆえに様々なアドバイスをしてくれることもあります。それ自体は感謝をして受け取ることが大切です。しかし、実際に説明会やインターンを通して就職したい会社のことを一番知っているのは自分自身です。決定には情報量が必要がです。情報を一番持っているのは自分です。本当はA社に就職したいのに、親の反対で辞退してB社に進むということが本当に正しいのかはじっくり考えてみる必要があります。例えば、親がA社についてとても詳しく、その視点でアドバイスをしているのであれば素直に受け取る必要があります。しかし、特に詳しいわけではなく、過去の就職活動や業界イメージだけでストップをしているのであれば、参考としておくに留めておくことをお勧めします。様々状況がある中で、なぜその会社を選ぶのかは自分の中にあることを最優先し、自ら決めることです。
 
もし人にアドバイスされて就職した会社でなかなかうまくいかず、悩んでいるときに自分で決めたことじゃないかと言い訳にしてしまうことが一番残念なことです。最初はうまくいかない時期もあります。それは誰もが乗り越えたものですが、自分で決めていないと、その壁を乗り越える前に諦めてしまいます。せっかくの成長の機会を捨ててしまうことになったり、もう一度別の職場に転職して一から再スタートするということはロスにもなりかねません。
 
人生は自分で決めるものです。仕事で目標を設定するときも自分で決めた目標と与えられただけの目標とでは情熱も達成度合いも違います。困難に直面したときに、逃げるのか、前進するのかは覚悟次第です。覚悟のある人はどんどん乗り越えていきます。就職活動は学校の受験とは違い、選択肢はいくらでもあります。自分から動くのか、動かされるのか、あなたはどの人生を選びたいですか。

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