自分の天気は自分が決める
今日のあなたの天気は何ですか?晴れていますか?曇っていますか?それとも雨ですか?
実際の天気をコントロールすることは、できないかもしれませんが、自分の気持ち上の天気はコントロールすることができます。もし、今日絶対に提出しないといけない書類があって、それもなかなか難易度も高いものだとします。これを気を重だなと思うのか、よし、最高の書類に仕上げるだと思うのかではアウトプットも変わってきます。重要なことは、あなたに「めんどくさい気持ちで取り組んでください」とは誰も言っていないということです。気が重いなと決めているのは自分です。私達はどのような態度を取るかということを自分で選択する力があるということです。
例えば、今日提出しないといけない書類というものに対して、何も考えず反応的に「めんどくさい」と考えてしまうと、自分の態度を選択するよちがありません。まず、立ち止まって、事実だけをみます。そして、その事実に対して自分はどのような反応をすることかを選ぶことが大切です。自分の反応を引き起こすということで「刺激」として、刺激と反応の間にスペースを置く、と表現されます。熱湯に指を付けたら熱いと反応します。注射をされたら痛いと反応します。これと同じように無意識に目の前の出来事に対して反応していることがあります。叱られたら、怖いとか嫌だと反応したり、難題があると難しいとかめんどくさいと反応したりします。しかし、叱られるということは、自分ができていないことを教えてもらえているとも考えることができます。難題は自分の成長のチャンスでもあります。客観的に見るとわかるのに、当事者になるとなぜだか考える余裕もなく反応をしてしまいます。自分のことを第3者的な視点でみることで「あなたの天気大雨になっていますよ。」と声をかけることができます。
自分でコントロールできないことに思い悩むこともあります。今日の1分の長さが早すぎるんだ、といっても1分の長さを変えることはできませんし、時を止めることはできません。しかし、時間をどのように使うかは自分が選択する事ができます。優先順位をつけて取り組むことや、誰かにお願いをする、もっと仕事のスピードを早めるためにトレーニングすることなど、自分が行動することで変えることはあります。1日が48時間あったらいいのに、と冗談で言うこともありますが、時差を活用して自分が寝ている間に地球の裏側に住んでいる人に仕事をお願いして仕事のスピードを倍にするということも実際にはあります。自分でコントロールできないことでストレスを抱えることもありますが、どうしたら自分の選択できるようになるのかを考えることが大切です。外が暑いから自分の天気は雨です、というのは何も自分で行動も選択もしてません。態度だけ晴れですと言っても気合と根性ですから、気持ちが晴れになるようにどんな工夫ができるかを考えることが自分の生活を豊かにします。
自分の天気は自分が決めることができます。今日一日晴れで生活するのか、雨で生活するのか、それを選択することは自由です。気持ちよくより豊かに生活をしたいと考えるのであれば、何を選択するかを考え、主体的に生きることをおすすめしたいです。