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2021/06/28

ふりかえりと気づきの繰り返し
筆者:石黒太一
 

日々の生活で成長を感じない、退屈である、もう慣れてしまった、という感覚が生まれたらふりかえりをする習慣が不足しているかもしれません。毎日朝起きて顔を洗っても全く同じ日というのはありません。水が冷たくなったと感じたり、肌荒れに気づいたり、何か日々の変化を感じ取っています。それと同じように、学校生活やアルバイト、インターンシップでも全く同じ一日というのは存在しません。ですから、一日をふりかえれば新しい気づきは1つ以上出てきます。
 
アルバイトで今日はいつもより笑顔で接客することができた、という気づきがあれば、もう1段階で深く考えてみます。笑顔で接客できたのはなぜか。例えばシフトに入る前に今日は笑顔で人に会おうと決めていたからとか、店舗につく前に10分間歩く時間を増やしたとか、何か要因があれば次に活かすことができます。もし、見つけられなくても笑顔で接客することでどうだったかをふりかえることもできます。ただ、今日はなんだから楽しかったなで終わってしまうとせっかくの学びを忘れてしまいます。なんとなく日々を過ごしていると本当は自分が成長しているのに、その成長に気づかないということもあります。
 
もしふりかえることがなければ、今日一日で感謝したことを思い出してみることもおすすめです。アルバイトで失敗したときに店長がサポートしてくれた、温かい食事を作ってくれる親に感謝する、たわいもない話で一緒に笑える友人がいるなど感謝することは生活しているだけでもたくさん出てきます。いつもどおりを当たり前だと思っていると傲慢になりますし、他人に対して優しくすることができなくなります。
 
行動→ふりかえり→気づき→改善のサイクルは学生でも、社会人でも、経営者でも成長し続けるために常に必要なことです。特にうまくいったときこそ、ふりかえることで次に活かすことができます。うまくいかなったときに反省して気づきを得るということはよくやりますが、調子がいいときこそ気づく習慣が大切です。就職活動が終わったらその経験をやりっぱなしにするのではなく、ふりかえって次に活かすということを取り組んでいきたいものです。

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