仕事のやりがいは何ですか?
働きがいや、やりがいのある仕事をしたいと思うことは誰にでもあることと思います。ではやりがいとは何でしょうか。やりがいのある仕事とやりがいのない仕事の違いはどこにあるのでしょうか。
大切なポイントは、やりがいのない仕事はないということです。どのような仕事も誰かのために役立っているものです。役立っているから対価としての給与があるわけです。しかし、やりがいを見つけ出せないというものがあります。職種や業種に関わらずやりがいを感じないというのは、仕事に対する意味付けが自分の中でできていないということです。同じ仕事をしているのに、ワクワクしながら取り組んでいる人がいるのに、自分にとっては何もワクワクしない。それは、仕事そのものがつまらないものではなく、自分がつまらないものにしているのです。つまらないものにしないコツは、誰のために役に立っているのか、この仕事は何のために、どこにつながっていくのかを理解することです。
前職で営業をやっていたとき、ひたすらテレアポしていたことがありますが、目的を見失いとただの作業になっていたことを覚えています。お客様のお困りごとを解決するために仕事をしているのに、電話して同じこと話をして、断られて、「はあー」となるを繰り返していると、どんどんつまんない仕事だなと感じてしまいます。このテンションで電話されても相手からしたらもっとつまらないし、時間の無駄で仕方ないです。自分の中での意味付けができていなかったのだと反省をします。
大きな成果が出たり、売上のインパクトが大きかったり、キラキラしている仕事だけがやりがいになるのではありません。もちろん、自分の行動が組織や会社全体に貢献できることはやりがいになりますが、そこに大小や優劣はありません。自分が自分の仕事を楽しむこと、意味・意義を見つけることが本当の意味でのやりがいです。やりがいや幸せは与えられるものではなく、自ら見つけるものです。