人は選択する力がある
私達は常に選択をしています。ランチに何を食べるのか、今日は何を着て外出するのか、空いた時間に何をするのか、など選択を繰り返して毎日を生きています。しかし、態度を選択するということができることを忘れることがあります。今日を楽しく生活しようとか、今日はワクワクした一日にしようなどをどれぐらい選択しているでしょうか。雨が降っていてどんよりするなと天気のせいにしたりしていませんか。今日は締切があって気が重いなと誰かの都合に合わせて気持ちを凹ませていませんか。
運命とは、偶然の問題ではなく、
選択の問題である。
それは、待ち望むものではなく、
成し遂げるものである。
ウィリアム・ジェニングス・ブライアン
幸せな人生が突然空から降ってくるということは、現実には無いものです。幸せは人によっても違いますし、与えられるものでもありません。何を望むのかをまず自分で考え、描くことから始まります。理想の状態、ありたい姿を描くことで何をつかめば自分が幸せなのかを明確にすることができます。描いたものは待っているだけで手に入れることはできません。そのための行動が必要です。成し遂げるための行動をするから実現します。逆に、ありたい姿を描くことなく行動しても、何を成し遂げたいのかがわからなければずっとぐるぐるとしているだけです。
運命的な出会いという言葉あります。例えば、大学で知り合った友人と起業して、後に世界的に有名な企業になったという話はよく聞きますが、それぞれに志が有り、ありたい姿を描いているからこそ、仲間が見つかり、同じ思いの人に出会うことができます。何も思いもなく、たまたま道端で会話をした人が運命の人だったということが起こるのは、ドラマや映画の中のお話です。
就職活動で「ご縁」というものがあります。エントリーした1社が自分の価値感にもあって入社につながったということはあります。でも、偶然と言いながらも何かしらエントリーをするという行動をしていますし、何か理由があってエントリーをしていますし、面接にもいっているわけです。何もしてないの人の家に、採用内定通知書が届いたらそれはご配送か、何かのセールスだと思って疑ったほういいです。
自分の理想の状態を描き、そのために行動するという選択が運命を引き寄せます。しかし、大切なことはどの選択も正しいということです。選択を誤るということはなく、たまたま遠回りの選択をしただけであり、理想には必ず近づいています。選択することを恐れていては何もスタートしません。自ら選ぶことが重要です。