面接で受かる人と落ちる人の違いとは
面接では何を見られているのか
「あー、今日の面接うまく話せなかったな」と思っていたときほど、面接通過の連絡が来たことありませんか。何を面接で見てるんだろうと疑問に思ってしまう瞬間です。逆に、伝えたいこともすべて話せたし、完璧だと思ったら不合格連絡が来てしまったということもあるかもしれません。面接で受かる人と落ちる人の違いとは何でしょうか。
あなたは、面接を受けるとき、なぜこの会社は人を採用するのか?ということを考えたことがあるでしょうか。面接は必ず目的があり、その目的にために行われます。その目的は企業や面接の段階によっても異なります。ということは、どれだけ模擬面接をしても、答えを準備しても、目的に合わなければ、面接で合格はできません。(模擬面接で、数をこなすことはトレーニングになるので一定の意味はあります。)じゃあ、その目的はどうやったら知ることができるのか。それは、相手の立場に立って考えることです。この会社はなぜ人を採用しているのかを深く考えてみることです。考えてもどんぴしゃな答えは見つからないかもしれません。それでも考えることが大切です。
あなたの未来を見せてください
「あなたの長所を教えてください」よく聞かれる質問ですね。長所なんて就活はじめるまで気にしたことないよ、という人もいます。なぜ面接する人はあなたの長所を聞きたいのでしょうか。「私の長所は粘り強さです」という学生を採用しよう、という採用基準を設けているわけではありません。本当に粘り強さを見たければ、様々な適性検査がありますのでそちらを参考にします。質問をすると、対応力や話の組み立て方、表情、一緒に働きたいかどうか、伝える力などいくつものことを見ることができます。普段、人と話をしていると話の内容だけを聞いてるわけではないですよね。面接でもそれは同じです。質問に口頭で答えるだけであれば、電話で音声を吹き込んだり、ロボットでも対応できます。それを人が面接しているのは、人でしか判断ができないものがあるからです。この学生は10年後、会社でどんな活躍をしているか、を想像するは機械やシステムではできません。
人の心はテクニックでは動かせない
面接は、人と人とのコミュニケーションです。あなたを尋問したり、問い詰めたりする場ではありません。ということは、あなたが目の前の面接官の心をいかに動かすことができるか、が大切なのです。私も学生の頃、『面接ではまずポイントを3つに絞って最初に伝えましょう』と教えてもらいました。たしかに、初めに結論を伝えることでわかりやすく伝えることはできますが、結論を3つ伝えることで人の心を動かせるわけではありません。それはあくまで手段です。いくらテクニックを磨いても本質は伝わりません。相手の頭の中を想像してみましょう。どんなことが聞きたいのか、どういう言葉を使えばよりわかりやすく伝えれるのか、と考えてみるとおのずとコミュニケーションがうまくなります。初対面の人と話をするとき、お互いの共通点を探しながら打ち解けあいますよね。面接でも多くの場合は、初めて会う人と話をします。
自分のことをどのような言葉に乗せて伝えれば、相手の心に届くのか。ぜひあなたの言葉で、あなたの想いを伝えてください。
未来の面接にぜひチャレンジしてください。お待ちしています。