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2021/07/24

あなたはどうやって情報収集しますか
筆者:石黒太一
 

就職活動はほぼ初めてのことの連続です。そもそも何から始めたらいいかと悩むことから始まるようなものですが、あなたはどのような方法で情報収集をしますか?
 
情報を集めるときに重要なことは目的を明確にすることです。何のために情報を収集するにか、何のために就職をするのか、自分の行動の目的を常に持ち続けることです。日本には400万社以上も企業があります。全てを知ろうとしたら何年もかかりますし、調べることが目的ではありません。頑張っても半年から1年の間で直接会って話ができるのは数十社です。何となく就職活動をしていると先に進まない感覚があるのは、目的がぼやけているからです。
 
急に「やりたいことは何か」という非常に深い問いを自分に投げかけると沼にはまっていきます。やりたいことは大切ですし、学校生活を通してそのヒントに気づいているのであれば、深掘りをしてもいいと思います。しかし、あまり明確ではないのであれば、「普段、どのようなことに興味を示したり、反応をするのか」を考えてみます。例えば、新しいスマホが発売された時に、どのような選び方をしますか。最新の技術を使ってみたい、ある程度普及しバグもない安定したモデルを選びたい、LINEが使えたら何でもいい。その好みは人それぞれです。しかし、その行動にも特性が隠れています。
 
新しいものはすぐに試してみたい。仕事をする上でも、新しさ、斬新さ、今までにないといったチャレンジの多いことに関心が強いかもしれません。ベンチャーだったり、新規事業だったりこれまでの枠にとらわれないことにワクワクしますね。
 
安定したものを選びたい。ある程度バグや故障の原因もクリアになって、安定的に使える状態を好む。組織が出来上がっていたり、仕組みも整っている状態で働くことを望むかもしれません。
 
最低限のことができればいい。明確に自分の軸を持ち、多くのを望まず我が道をゆく。専門的な仕事や技術を時間をかけて習得することで自分の技を磨くことも良さそうです。
 
あくまでこれらは一例ですが、自分の普段の行動に深く向き合ってみると、自分らしい自分に出会えることもできます。ただ、あまり自分の可能性を絞りすぎないことも大切です。情報収集で絞り込みすぎて視野が狭くなってしまっては意味がありません。情報を収集したらそれが自分にマッチしているかを早く検証すること。そして違ったら執着しないでどんどん切り替えていくこと。情報を大量に集めてから仕分けでしていては永遠にゴールにはたどり着けません。適当でもいいので的を絞ってみる。行動して違ったら捨てる、少しでもワクワクしたらさらに深掘りしてみる。このサイクルを早いスピードで回していくことで自分の探していることが鮮明になっていきます。

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