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2021/07/25

自分で決めるか、他人に決めてもらうか
筆者:石黒太一
 

迷った時に自分で決めることを習慣にしていますか。決断することは勇気も必要です。自分の人生を他人に決めてもらうことで「選択すること」を放棄していませんか。もし、放棄をしているのなら、小さなことから「決める」練習をしてみましょう。
 
失敗してもいい
決めることを恐るのは「失敗したら嫌だ」という感情が出てくるからです。失敗=嫌なものと考えていると避けるものになります。しかし、失敗の意味付けをうまくいかない方法がわかること、とするとどうでしょうか。コンビニで新しいデザートが出た時に、買うかどうか迷うときは「美味しくなかったら損した気持ちになる」ということを考えているから迷うわけです。でもどれだけ頭で迷っていても自分にとって美味しいかどうかは実際に食べてみないとわかりません。ネットでレビューをどれだけみても、友達の感想を聞いても、自分にとっての答えは出てきません。迷ったらまず試してみる。それが美味しいか、自分に合わないかのどちらかです。そこから学んだことを次に活かせば良いのです。人生を決めるような決断をする時も同じことです。迷っても何もわかりません。迷っている時間がもったいないということだってあります。失敗なんてない、行動してみてその結果から学ぶことです。
 
決断の精度は高まっていく
失敗を繰り返さないと、失敗する傾向はわかりません。あえて失敗を選ばなくてもいいですが、選択を繰り返すと、自分が失敗をするパターンもわかってきます。例えば、直感で決めたほうがうまくいくとか、情報を集めすぎていると失敗するなど人それぞれに特徴があります。これも数を繰り返さないとわからないものです。あまり先入観を持っていてはいけませんが、こういう時に自分はどんな選択をするのかといったことがわかるようになります。また、こんな状況になると選択から逃げてしまうということもわかります。繰り返せば必ずうまくなります。逃げることをうまくなるのではなく、「決断することがうまくなる」を選びましょう。
 
振り返れば線でつながっていく
いろいろな選択をしていくと、こんな選択をしてもいいのかと不安になることもあります。失敗をすることもあるなかで、つながりを感じないこともあります。しかし、その先で振り返ってみると実は自分の選択がつながって線になっていきます。キャリアということで考えれば、全くつながりもないキャリアを歩んでいるように思うことも、キャリアとキャリアの掛け算が自分にしかない希少価値を生み出すことがあります。その時々ではつながりも考えずに決断していることも、やり切ることで結果的には意味のあるつながりになります。
 
決めることは怖いこともあるかもしれませんが、勇気を持って一歩踏み出してみると、そんなに対して恐るようなものはなかったということもあります。初めてジェットコースターに乗るときに、緊張で手汗が止まらなかったのに、1、2回乗ったら慣れてむしろ楽しいと思えることに似ています。(何度乗ってもジェットコースターに慣れないということももちろんあります。)未知なことはただ知らないということだけで怖いものです。しかし、自分で決めて進んでいけば選択をする楽しさがわかってきます。

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