他人は変えられないが自分は変えられる
他人との関係性で付き合いにくとか、言ってもなかなかわかってもらえないということがあります。他人を変えようとしても、ものすごいエネルギーと時間が必要になります。それは自分に置き換えて考えたらよく分かります。例えば自分がブラックコーヒーが大好きだったとして、砂糖多めのコーヒーをいつも飲んでいる友達から熱く魅力を語られても、ころっと変わる事がないということはわかりますよね。それが、推しのアイドルでも同じことが言えます。他人が大切にしていること、他人が信じていることを変えようとすることは簡単なことではありません。
仕事や部活などチームで活動をしている時に、それぞれが自分の考えや主張をし続けていたらどうなるでしょうか。ばらばらになってしまい同じゴールに向かうということはできなくなります。だからといって、多数意見に合わせたり、お互いに遠慮しあって何も言わなくなっても新たな価値創造はできません。お互いがそれぞれの強みを認め合い、他人の意見を受け入れることで、チームがより良くするために自分を変えることも大切です。
自分を変えるという時に、伝え方を変えるということもあります。自分は結論だけ言ってもらったらいいんですという方が、プロセスを大切にしている方に説明するときには、相手がわかるようにプロセスから伝えることが必要です。自分の伝え方にこだわっても、相手はわかってもらえないことがあります。もちろん、その逆もあります。受け取る側もこの人は結論を大切にしてるから、追加で質問をしないとわからないので気をつけようと意識するようにします。相手のことをよく理解すること。その上で、自分がどう変えると良いかを理解しておくことです。
お互いが相手を尊重し、相手の大切にしていることを理解してコミュニケーションをすると、物事が前進します。人と人がぶつかるときは、それぞれが自分の考え方、主張だけで会話をするから分かり合えないです。しかし、相手のことをしっかり聴くと実は同じ目的なのにアプローチが違うだけだったということがあります。自分を変えるということは自分を犠牲にするということではありません。相手を大切に思うからこその寄り添う行動です。自分と相手がみている方向を揃えたり、相手の視点に立って自分のことをみてみたりすると、自然と自分を変えることができます。