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2021/08/07

準備が8割
筆者:石黒太一
 

小学生の時に、寝る前に明日の準備を済ませておきなさいと言われたことがあります。教科書や習字道具や体操服など全て準備してから朝を迎えると、朝も落ち着いて出発することができます。その準備の過程でやり忘れていた宿題に気づくこともあったりします。しかし朝起きて、バタバタと準備ををすると焦ったり、場合よっては忘れ物をしてしまったりと学校に行ってからもソワソワすることになります。同じように仕事でも準備しているかどうかアウトプットでわかります。
 
就職活動で準備の必要性を感じるものに、面接があります。準備があまりしてない場合、お話を聞いていくと、よくわかります。もちろん、日々忙しいですから全ての情報に目を通すことは難しいかもしれませんが、扱っている商品やサービス、大枠でもいいのでどんなビジネスなのか、などがわからない状態だと、働くイメージを一緒に作っていくことができないことがあります。面接と面接が連続で続いていて頭の切り替えができていないと情報が混在していることもあります。前日に、次の日の準備としてどの会社の面接があって、どんな会社だったかは確認をしておくだけでも準備になります。
 
営業の方で準備をしていることがよくわかるのは、最初の雑談です。ラポールを築くための時間ですが、下調べしたことを元に話を広げていきます。そして、さりなげなく下調べから感じた課題をぶつけてみるなどをしながら商談の糸口を見つけます。この数分があるだけでも、その後の商談も変わりますし、結果として受注につながっていきます。
 
本番に強いという人の多くは、準備をしっかりやります。スポーツでも結果を出す人は基礎練習や道具の整備、試合のシミレーションなど綿密にやっています。マラソン選手で本番コースを当日まで走ったことがないという人はいないはずです。それだけ準備をしているから結果につながります。
 
社会人になったらぶっつけ本番だけは極力避けたいです。お客様に対してはもちろんのこと、社内でのミーティングや会議も事前準備があるから成果につながる時間になります。1no1だってアジェンダがあるかないかでその30分の質は変わります。何を話そうかなと考えているだけで30分は過ぎてしまいます。準備だけで満足してはいけませんが、準備によって結果の8割は決まってきます。

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