自分を客観的に見る習慣
「人の振り見て我が振り直せ」他人の行動から学び、自分の行動も改めるということですが、他人のことは客観的にみているとよくわかります。その反面、自分のことになると見えなくなってしまうのです。スポーツ観戦していると評論家的に分析できるのに、いざ自分がやってみると全然できないということもあります。できない自分を責める必要はないのですが、自分のことも客観的に捉える習慣が自己成長につながっていきます。
自分のことを第三者視点でみてみることで、振り返りや内省にもつながっていきます。今日一日どうだったのかと振り返るときに客観的に自分を見る時、1つは数字で見るということができます。数字は事実であり、変わらないものです。その事実を通して、自分の行動や姿勢、何を学んだかをみていきます。数字という結果には必ず原因・行動がありますから良かったのはなぜだろうか、良くなかったのはどうしたらもっと良くなるだろうかを考えるきっかけになります。
マネジャーやリーダーからフィードバックをうけるのも、自分の目線だけでは気づかない自分を知ることにつながります。一生懸命努力をして、行動をしているのに結果が出ない時、客観的に見ると前進をしないでずっと同じところをぐるぐるしていることがあります。目の前のことに一生懸命で現状がわからないということもあります。その方向性を導くのがリーダーであり、リーダーシップです。これも、人にリードされることと、自分で自分自身をリードしていくものがあります。誰かにリードしてもらうことだけを期待していると依存的になっていきますので、自分を自分で客観的にみていくことが必要になっていきます。
自分のことを見ることができるようになると、自分の行動パターンもわかるようになりますので、うまくいくときの自分と、うまくいかないときの自分を知れます。こういう行動をしているときは成果が出ないというループに入ったことをいち早く気づいて改善するか、結果がわかってから行動を変えるかでは最終的なアウトプットに多く影響をします。できれば、途中で気づいて変更できたらいいですよね。そのためにも自分のことをちょっと違った角度から見ておく練習は常にしておきたいものです。