楽観主義は意志によるものである
「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである」アランの幸福論に出てくる有名な言葉です。私が言葉から感じるのは、何もしなければ、私達は悲観的になってしまうものであり、楽観的であるためには意志や主体性を持っていなければいけないということです。困難や壁は成長していけば必ず現れます。そこで一喜一憂して落ち込んでいても先には進まず、自分は乗り越えることができると楽観的にとらえることが大切です。
主体的に行動をしていれば、課題はいくらでも出てきます。この課題から逃げてしまったり、なりゆきで流されてしまっていては受身の姿勢になってしまいますので課題を解決したり、自己成長には繋がりません。根拠のない自信というもの時には必要になります。できないかもと思って取り組む仕事は良い結果につながることはありません。できると信じることで成果がでます。できると思っていれば、できるまでやり続けます。ある経営者がおみくじはいつも大吉なんだと言っていました。なぜなら、大吉が出るまで引き続けるからだそうです。しかし、もし悲観的になっていると凶や大凶が出た瞬間に、「あー運が悪いわ」と運が悪いという自分を作ってしまいます。自分の状態や態度は自分自身が作っているということがここからもわかります。
悲観的であることも時には大切です。リスクを考えたり、自分を守ろうという本能が働いています。だからこそ何もしなければ、悲観的になっていくのです。例えば、熱いフライパンを触ればやけどをします。楽観的に自分はやけどなんてしない!と自信をもっていたとしても、やけどはします。自分を守るというブレーキは必ず必要なのです。ブレーキとアクセルをどうコントロールしていくかで自分の成長のスピードが変化します。車の速度と同じですね。ブレーキを踏みっぱなしだと動かないし、アクセスを踏みっぱなしでは速度を出しすぎて危険なときもあります。いつも直線ではなく、曲がったり、渋滞をしているところもあります。そんなところを猛スピードで突っ込んでいったら事故を起こします。ブレーキを適切につかうことで速度を調整をします。自分をどのようにコントロールするかは自分次第なのです。
楽観的に物事をとらえることは、自分の可能性を広げます。自分には無理かなと思うこともやってみたら実は簡単だったということもあります。ちょっとした壁を乗り越えることの繰り返しが重要ですし、その後押しをしてくれるのが楽観的な自分です。自分の人生を決めるのは自分の意志です。ちょっと悩むことがあれば、まずは一歩を踏み出してみましょう。