改善の量が結果を変える
毎日日記を書いたり、内省する時間をとることで1日1回振り返って翌日の行動を変えていきます。これが、月に1回、年に1回だったらより良くする行動変容の回数は毎日に比べればすくなります。365回改善してるか、12回改善してるかでどちらが、前進しているでしょうか。少なくとも、改善の回数が多ければ多いほど確実にステップアップしています。もちろん1回の改善の質が高ければ回数ではないかもしれませんが、とてもエネルギーのかかることです。毎日掃除をしていれば汚れもすぐ落ちますが、月1回しか掃除をしないと汚れも落ちにくくなります。積み重ねが重要です。
PDCAをどれだけ回しても、結果をチェックしてからのアクション・改善がなければ同じところをぐるぐるしていることになります。さらに良くするためには、どうするかを取り組むことで、PDCAサイクルが進化していきます。次へのアクションの質が低いと、せっかく振り返ったことも活かされていないことになります。だからこそ、どんな改善を取り組むかは重要なポイントになります。
改善をする上で大切なことは、経験の量と実際に手を動かすことです。経験の量は実際に体験することや情報のインプットによって増えていきます。料理をしたことがある人に、調理時間を短くするアイデアを伝えると、何をするかがイメージわきますが、料理をしない人に、時短アイデアを伝えても、どう比較して短くなっているのかが分かりにくいということがあります。実際に手を動かすことは、机上の空論にしないということです。数字だけの改善をしてもそれはあくまで理屈の上での改善です。実際にやってみてみると何が課題なのかがわかります。手を動かすことで、改善の実感もわきますので次への意欲にもつながります。
PDCAのC・チェックをあまりできていない、と思うこともありますが、結果が出ているのなら、何かしらチェックをしています。しかし、その結果が結果だけで終わっていると何も生み出しません。面接を受けて、合否に一喜一憂してるだけでは同じことを繰り返します。結果から何を気づき、どう改善して次に活かすのかです。進化していかなければどんどん衰退していきます。進化するには一歩でもいいから次への行動を踏み出す必要があります。