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2021/09/03

使う言葉が自分を変える
筆者:石黒太一
 

イライラした時に「腹が立つ」ではなく「チャンスが来た」と言ってみる。行き詰まった時に「もうやばい」ではなく「ワクワクする」と言ってみる。何をくだらないことを、と思うかもしれませんが、使う言葉を意図的に変えてみることで、目の前の壁が機会に変わることがあります。
 
物事はとらえ方次第です。学校のテストで100点満点で90点だった時、よく頑張ったなのか、あと10点も伸びしろがあるかでは、その後の行動も変わってきます。現状に満足していればそれ以上努力することもないですが、まだ伸ばせるところがあるだと思えば、更に努力をします。電車に乗ろうとして、目の間で扉が閉まって、悔しいと思うこともできれば、せっかくだから少し落ち着いて今日の予定を考える時間ができたと思うかでも違います。
 
自分に起きた出来事にどのような意味付けをするか。これによって、全てが変わります。事実は1つであって、その事実に意味を付けているのは自分自身です。逆に言えば、どんな意味を見出すかは自分で決めることができます。友達と大切な約束があった日に発熱で会えなくなったとします。体調管理ができなかったと自分を責めることもできます。または、体が休むように言っているし、楽しみが先に伸びたととらえることもできます。どちらが良いという正解があるわけではありません。しかし、どちらのとらえ方もできます。その意味付けによって、自分がハッピーになることを選ぶだけです。
 
普段使っている言葉の癖は誰でもあります。つい無意識に「疲れた」「しんどい」と言ったりしていませんか。気持ちを素直に吐き出すことが大切なときもありますが、何気なく自分の体や心に負荷をかけるような言葉を使っていたら、ちょっとだけ意識してみると良いかもしれません。自分が話している言葉を一番聞いているのは自分です。その自分にどんな言葉を投げかけ続けたいでしょうか。せっかくなら楽しく、幸せな一日を過ごしたいですね。

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